6年間履いたPepejeans london workboots/ぺぺジーンズロンドン ワークブーツ。
知識がほとんど無かった時代に購入した、アパレルブランドのワークブーツです。着用写真に惹かれて通販で購入しましたが、今見ると安っぽい部分がチラホラ・・・詳細はこちらから↓
私の勤務先では私服での通勤が許可されています。そのおかげでジーンズもブーツも平日から履く事ができるのですが、トラブルが起こると、そのまま出張という事も稀にあって、超がつく程のお気に入りは、履く訳にもいかず…なので通勤用のブーツ枠を自[…]
かなり軽いので通勤用として大活躍していましたが、そろそろ限界。引退させようと思います。
それっぽいエイジングを経た表情です。シューレースは交換済み。アッパーの革は薄くフニャフニャです。
問題のソール剥がれ。ウェルトの縫製はフェイクです。セメント製法でしょうね。
ただ長い間履いて思い出いっぱいのブーツで捨てるのも忍びなく、とりあえず丸洗いして自室で保管する事にしました。
丸洗い敢行!
早速風呂場へ移動。シューレースをはずして準備完了です。
いつものようにレクソルのレザークリーナーで洗いますが、今回はちょっとハード目にいきます。
リムーバーでの表面クリーニングは今回は無し。いきなりブーツ全体を水に塗らしてスポンジでガシガシ。
洗い終わったら、洗浄液にダイブさせます。
泡まみれですが、このまま「揉み洗い」を敢行しました。以前SNSでご質問をいただいたんですが、揉み洗いで型崩れは起こるのか・・・答えが出そうです笑
放置時間も長めに取って5時間ほど。
いつものように洗浄液は茶色く染まりました。何度か水を入れ替えようかと思っていましたが、面倒になってこれで完了。適当な性格なんです笑
取り出したブーツを改めてレクソルのクリーナーを含ませたスポンジでウォッシュ。
でタオルドライの後、日陰干しへ。
しっかり乾燥!・・・しかし事件が。
型崩れ防止と水分の吸着を兼ねて、多めに新聞紙を詰めていますが、シワは取りきれていませんね。とりあえずこのまま行きます。
丸一日干した後はいつもどおり、レクソルレザーコンディショナーを大量投入しました。
何度か新聞紙を入れ替えながら、1週間放置。
内部まで完全に乾いたのを確認して部屋へ移動しました。
前回と同じぐらい色は白くなって、革もカラカラの状態。クリームのゴテゴテしたツヤはリセットされて、フレッシュなイメージ。
ただシワ感もあまり改善していませんし、タンの黒ずみも残っています。
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・・・んっ!?
やってしまいました。
左足のトゥ。揉み洗いをやりすぎたせいで先芯に折れたようなシワが・・・このあとのメンテで気にならないレベルまで回復してくれればいいんですが。
さらに小さいクラックも発見。うーん・・・何事もやりすぎは良くないということですね。反省です。
オイルとクリームでケア!
気を取り直して、しっかりめに再度レクソルコンディショナーを投入。豚毛ブラシでマッサージするように全体に塗りこんでいきます。
革は柔軟性を取り戻してしっとりしましたが、質感は完全にマット。艶出しの為にクリーム塗っていきます。
個人的なオイルドレザー・ワークブーツ用の定番「M・モウブレイ アニリンカーフクリーム」をチョイス。オイリーで自然なツヤがでるので、光らせすぎたくないブーツには良く使います。
馬毛ブラシで仕上げてシューレースを通して完成!
問題の左足爪先。割れ目のせいで、チ○チンのような仕上がりに。ツヤが出た事で余計に強調されてしまいました。
・・・いや。
履いてみたら気にならないかもしれない!
すごく目立ちます。
きれいになったアッパーに新しくできた爪先の割れ目。あぁ、いっそチ○チンブーツと呼んでしまいたい。
・・・いやいや、諦めるのはまだ早い。立った状態だと目立たない可能性だってあるはず。よし。スタンドミラーで確認してみよう。
左足「やぁ、僕がチ○チンブーツだよ」
さいごに
前回の丸洗いと違って、どちらかというと今回は失敗例となってしまいました。
まさかこんなに卑猥なブーツを誕生させてしまうとは・・・これがアイアンレンジだったらと思うとゾッとしますね。
成功事例はこちらから↓
せっかくのゴールデンウィークだったんですが、今年は例の騒ぎで外の出るのも憚られました。かといって家で出来る事も多くはなく、梅雨前のこの時期にブーツをオイルアップするのも気が引けます。ただ、一つだけ連休になればやろうと思っていた事が。[…]
長年、足元を支えてくれたブーツを労う丸洗いでしたので、この靴を外で履く事はもう無いと思うと少し寂しい気持ちにもなります。こんな結果になりましたが、予定通り自室で保管する事にしました。
今回のことも良い思い出になりましたし、この靴には感謝です!
最後も着画です。一番割れ目が目立たない角度を発見しました笑
それではまた。