給付金10万円の使い道はもう決めましたか?タブレットやパソコンの新調とか、美味しいものを食べに行くのもアリですし、家族の多い方なら旅行に行くのもいい選択でしょうね。
私ですか?…もちろん購入しました。
はい。またまたブーツです。
妻からは「そんなに靴ばっかり買ってどうするの!?」とか「下駄箱はもういっぱいなんで、どれか捨てる靴を選びなさい!」などなど、熱い声援を受けたのでポチッと。これは仕方ないですよね。
さて今回手に入れたのはこちら。
「 オールデン ジャンパーブーツ D8826HC」です。
バリーラスト、No.8カラーのこちらは正確に言うと「ほぼジャンパーブーツ」ということになるんでしょうか?多少予算はオーバーしましたが、どうしても欲しかったこのブーツ。高めのテンションで詳細とインプレッションをご紹介します。
オールデン ジャンパーブーツとは
そもそも何をもってジャンパーブーツとするか?というのはネット上でも様々な意見があって、良く分からないのが現状です。
ある人はハワイの名店レザーソウルが別注したものが原型であり、シガーコードバン、トゥルーバランスラスト、サイドステッチ、コマンドソールが基本だとおっしゃっていました。
ただ現在は多様なモデルがあり、そこから外れた多くのモデルもジャンパーブーツと呼ばれています。共通しているのはキャップトゥの縫い目部分にブローギングが施されていること。
そういった意味ではこのモデルも正々堂々とジャンパーブーツと名乗っていいかと。
各所のディティール
まずは正面から。
やっぱりキャップトゥのブローギングに目が奪われます。
大好きなレッドウィングのアイアンレンジはここがステッチのみの仕上げで無骨な男らしさがありますが、このブーツのキャップトゥは派手過ぎない適度な華やかさをプラスしてくれます。
アイレットは9つ。上段4つのスピードフックは個人的には嬉しい仕様。特にロー引きの平紐の場合は履き脱ぎのしやすさは段違いですから。
続いてバックショットです。
ヒールが大きいのとコマンドソールの凹凸で迫力のあるバックショットです。ワイルドな印象がブーツに良く合います。
ヒールの部分にもウェルト(細革)がある360度ウェルトが採用されてカジュアルな印象。
最後にサイドショットを。
ヒールまで伸びたサイドステッチが印象的です。アウトソールは赤茶に染められてカジュアル仕様になっています。あとは何といっても使用されているコードバンの面積です。
横から見ると実感できますが、爪先から足首までコードバンに包まれる贅沢。短靴では味わえない幸福感です笑
コマンドソールの履き心地
今回購入の決め手の1つになったのがこのコマンドソールです。
初めて買ったのはオールデンPTB。シングルレザーソールがドレッシーでカッコいいんですが、滑りやすさやソールの減りを考えるとやっぱりそのまま外履きするのに抵抗があって、現在ハーフラバーを検討しています。
その点コマンドソールなら安心です。・・・まぁ私の性格ですぐに外履きデビューできるかは置いといて。
見た目もゴツめ。ワイルドな印象もあってブーツらしいアウトソールです。部屋で試着しただけですが思っていたよりも固めかな。パラブーツと比べると断然固いですね。ダイナイトよりは少し柔らかいぐらい。
あとはソールの耐久性がどうか。こればっかりは実際履き込んでみないと分かりませんね。今後のエイジングレポートでご報告できれば。
オールデンの品質に疑問?
バックショット撮影中に気づいたんですが、左足のヒール部分。染料がラバーソールのところまで垂れてきていますね。
オールデンの品質については色々と良くない話も聞きますが、今回は分かりやすい形で表に出てきました。実は前回購入のPTBもステッチの終端処理が甘く糸が立っている箇所があったり・・・10数万円の靴としてこれはどんなもんなんでしょうか?
ただこういった「ブレ」が完全無欠の工業製品にはない独特の色気を生むのかもしれません。それも含めてオールデンの魅力。そんな気がしています。
オールデン ジャンパーブーツ D8826HC のサイズ感
私の足は実寸で 足長:257mm 足囲:253mm 足幅106mm。購入したのは7/Dです。
モデファイドラストのPTBは7/Dだったので、バリーラストのこちらも同じサイズを選択しました。実はバリーラストの短靴の試着もした事があって、7/Dで少し余裕があったんで自信を持って購入。
ん?・・・かなりのタイトフィッティング・・・
ブーツソックスだと痛みがあったので、レギュラーソックスに履き替えて、なんとか履けそうです。ブーツなんで冬場に厚めのソックスで履こうと思っていたんですが、この感じだとちょっと難しいですね。
短靴とは少しフィッティングが違うかも知れません。ハーフサイズあげても良かったかなぁ。
ヒールカップはやや大きめですが甲はレッドウィングやパラブーツと比べて低め。その分フォーマルなイメージです。
もともと海外での人気が高く、様々なバリエーションが発売されているアイアンレンジ。アイリッシュセッター、ベックマンに並ぶ、レッドウィングの看板になりつつあります。最近はSNSでもよく目にするようになってきました。いまでは多くのブーツを[…]
ブーツ単品だと丸っこいフォルムでカジュアルですが、実際履いてみると意外とシュッと見えます。
とはいえドレス過ぎないのでジーンズとの相性は抜群。ジーンズしか穿かない私にとって最高の相棒になりそう。
さいごに
コードバンの魔力にグイグイ引き込まれて、早くも2足目となったオールデン。
決して安い買い物ではありませんが、ブーツバカとしてはどうしても手に入れたかった靴で、全く後悔はありません。むしろ買って本当に良かった!ブーツを履き始めた頃のワクワクが戻ってきて、少しでも時間があると履いてみたり、眺めてみたり・・・
さてプレメンテはどうしようかなぁ。
最後は恒例の着画です。それではまた。