【Redwing8111】アイアンレンジャーを1年ぶりのフルメンテ!エイジングは…

春夏秋冬、いつだって足元を支えてくれているアイアンレンジ。最近は徐々に雑に扱えるようになりつつあります。

そんなこのブーツも前回のメンテから約1年。この間はひたすらブラッシングのみで耐えてきました。

引きで見ればまだまだ綺麗に見えるんですが、さすがにこれ以上放置するのは精神衛生上よくありませんし、このあたりでしっかりフルメンテしてあげようかと。

さてさて、どれぐらいエイジングは進んできたのか、年に1回のメンテ回、最後までお付き合いいただければ。

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メンテ前のお楽しみ。エイジングチェック!

しっかりソールを洗浄、消毒して、自室に持ち込んだアイアンレンジ。

購入は2016年ということですでに7年目に突入していますが、普段履きとしてガンガン使い出してからは2~3年といったところでしょうか。

ビーフジャーキー状になったシュータンは、やはり1番経年変化を感じる部分。

フックが当たる部分は裏面の菊座の後がクッキリついていますね。まだ革の破れまでは至っていませんが、菊座は少しヤスリがけして平坦にする方が良いかも…

パンツが擦れるシャフト上部がかなり黒ずんでいます。

油分をたっぷり含んだアンバーハーネスレザーの特性上、多少のキズはブラッシングすれば綺麗になりますし、乾いた印象も受けにくいんですが、その分この黒ズミが起こりやすいんですよね。

シューレースが擦れるタンはもちろん、屈曲部や、負荷のかかる部分が少しずつ黒くなっていきます。

シューレースを外したら普段はブラシが届かないレースステイの裏側のホコリも綺麗に掻き出して、準備完了です。

 

黒ずみを薄くしたい…クリーナーはこれ。

まずはクリーニング。といってもワークブーツですし、ガンガンいきますよ~。

クリーナーは少し洗浄力強めの「BootBlack トゥーフェイスプラスローション」

前回も使用したんですが、ステインリムーバーより黒ズミが薄くなったような感じがしています。

気になっていた、油分が沈殿した黒ずみ部分をメインに軽く拭きあげていきます。

ただ完全に綺麗にするのは不可能ですし、やり過ぎると革にダメージも残ります。ここは「少し薄くなればいいなぁ」ぐらいの気持ちが大事

で、恒例のホカホカタオルで拭きあげてクリーニングは完了。

 

色味は濃くしたくない・・・オススメクリームは?

まずはしっかりデリケートクリームで保湿します。

効果があるのか無いのか分かりにくいクリームですが、こいつの偉大さはアセトンで脱脂したブーツで実感しました。以来とりあえず塗るようにしています。

新兵器の「ルボウ 豚毛ブラシ」で強めにブラッシング。革の内部まで浸透するように煙が上がるぐらい擦りまくります。

で、仕上げのクリームはやっぱり・・・

「M・モウブレイ アニリンカーフクリーム」で。

艶は強すぎず、栄養分もしっかり入ります。何より繊細なアニリン染め用に使用されるものなので、色味が変わるリスクがかなり小さいクリーム。

コチラも指で直接塗り込んで・・・

「うおりゃああああああぁ!」

と豚毛でブラッシング。

このまま1時間ほど放置してクリームが浸透するのを待ちます。

仕上げに表面に残ったクリームをウエスで拭き取っていくと…

はい、完成!!

透明感のある仕上がり。これまでの経年変化が完全にリセットされたわけではなく、あくまで汚れが除去されて綺麗になったぐらいの印象です。

シャフトの黒ズミもかなり解消されてるのがわかります。

今回も大満足の仕上がりになりました。

 

ケアした後は…やっぱり履いてみないと

綺麗になったブーツは履いた状態も確認しないと。

え?

みんなしますよね…?

という事でまずは真上から。

履きシワがしっかり定着して、表面が綺麗になったとしても迫力は失っていません。

エイジングって、ただ汚く朽ちていくのとは違うと思っているんですよね。

ちゃんとメンテして、大事に履いて、それでも内側からにじみ出てくる経年変化。これが理想の形かな、と。

このシャフトに入るシワが大好物です。

負荷がかかる部分の油分が逃げて色が薄くなるプルアップレザー。その濃淡もワークブーツらしくて最高。

それでいて、細身のジーンズにもハマるスマートさがあるんですよね。この守備範囲の広さこそ人気が陰らない秘訣かも。

 

まとめ

比較的表情が出やすいと言われるアンバーハーネスレザーですが、私が履くとまだまだです。

それでも通勤にも使い始めたり、シューツリー無しで保管するようになって、この2~3年で大きく成長しました。トゥの反り、シャフトのシワ、どれも愛着を感じる相棒です。

しっかり履き込んで、しっかりメンテする。このバランスを大事にしたいと思う今日この頃。

最後は正面からの着画です。それではまた。

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