通勤用で履いているこちらのH2VOLT/1200 サイドジップブーツ。
最初から通勤用として履き潰す前提で、1万円程で購入。思っていた以上にサイドジップが便利すぎて、あれよあれよと6年以上が経過。今も忙しい平日の朝に重宝しています。
長年、高頻度で履いている割にはキレイな外観です。意外と丈夫。
ただやはり年月によるダメージは蓄積してまして…
この通り、内側のかかと部分に大きな穴が。
修理に出すほど高級な靴では無いんですが、愛着もあって、まだまだ捨てるのは惜しい…
という事で今回はこの部分の補修を自分の手でやってみようと思います。DIYってやつですな。
補修用キットを購入
穴が開いたのは、すべり革や腰裏と呼ばれる部分ですが、足に対して靴のサイズが大きい場合によく起こります。
このブーツを買った頃は今よりもっと靴の知識が薄く、見た目だけでネット購入。
当然サイズが合わず、インソールを入れてもかなりブカブカの状態です。
靴内で足元が遊んでいてスレも大きいので、穴が開いてしまうのも仕方ないんでしょうね。
で、今回準備したのはコチラ。
アクティカ『すり切れ防衛隊』
合皮製で裏面がシールになっている、簡易的な補修キットです。Amazonで1000円程で購入。
カラーも色々あって、革に合わせて選ぶ事ができます。ちなみに私が購入したのはベージュです。
早速補修していきますが・・・
結構大きいサイズのものが2枚入っていたので、補修箇所に合わせてカットしました。
今回は一枚を半分にカットして形を整えました。ハサミで簡単に切れるようになっているので便利ですね。
あとは裏面の台紙を取って早速ブーツへ貼り付け。
おお、一瞬で完成!しっかり押さえはしましたが、シールだけなんで少々不安。
破れていない方にも念のため貼り付けました。カットを含めても所要時間10分ほど。超お手軽です。
で、当然試着…でしたが右足に違和感が。
靴を脱いで確認するとこんな感じ。不安的中、早速剥がれてしまいました。
皮革用ボンドで接着を補強して貼り直し
今回の補修箇所はヒールカップが入っている部分の上端。なので履く時にどうしても曲げが起こってしまうんですよね。
もっと縦長にカットすればよかったのかも。
とはいえ今更どうしようもないので接着を見直して急場をしのぐことに。
使用したのはこの皮革用のボンド。ダイソーでも売っていたと思います。
説明書どおり、たっぷりめに塗布して5分程乾燥させた後しっかり接着します。
先程の事もあって、これだけではまだ不安が残っていたので
部屋に転がっていた鉄アレイを重し代わりに…笑
誰もいない部屋で靴が自立しているというシュールな風景。このまま丸一日放置しました。
で、もう一回試着。
今回は違和感も無く履けました。補修革自体に1mmほどの厚みがあるので、最初のうちは履くときに引っ掛けないように注意が必要ですかね。
厚みがある分、少し踵部分のフィット感が変わってきます。
脱いでみてもきちんと貼り付いているようで、ひとまず安心しました。
どのくらい耐久性があるのかはもう少し履いてから評価したいと思います。
まとめ
何年も何十年も、永く愛用したいお気に入りの革靴やブーツ。どれだけ大切に扱っていても補修が必要になるタイミングは必ずあります。
専門店に依頼すれば本革を使用したり端面の処理など、仕上がりは間違いないとは思いますが、お値段もそれなり(\3,000~)にかかってきます。
DIYは安上がりな事と、靴への愛着が更に増すのがいいところ。
今回は1000円の補修キットの半分を使用。実質500円ほどの材料費で済みました。これでどのくらい延命できるのか期待半分、不安半分ですが修理自体が楽しいのでオススメですよ。
最後は復活したブーツで着画です。それではまた。