5月に入って暖かいのを通り越して、汗ばむような暑い日もチラホラ。
1年半にわたって履きこんできたフルカウントはXX生地なので15.5ozとかなり厚め。さすがにきつい季節になってきました。
様々なブログやメディアで見る、デニムの経年変化の記録。その少しずつ変化していく様はとても興味深く、楽しいものでした。ぜひやってみたいと思いながら、なかなか機会がなかったんですが、せっかくブログも立ち上げたんで。 現在メイン穿きのFul[…]
昨年はオンスが軽めの加工ジーンズに逃げましたが、さて今年はどうするか…
で、思い出したのがこのジーンズ。
日本の国民服、ユニクロが販売するセルビッジジーンズです。
先日発表された「+J」のセルビッジは大きな話題になりましたが、実はポリ混だったり、値段が6000円したりで、デニム好きとしてはちょっと…という内容。
その点、こちらのごく普通に売っているレギュラーストレートは、綿100%で購入時はたしかセールで2990円だったような…。
とりあえず今年の夏はコイツで乗り切ろうと思っています。
ディティールをチェック!
10年近くクローゼットの奥の方で眠っていたこのジーンズ。発売当初は結構話題になったんですよね。
で、ちょうど通勤用に気楽に履けるジーンズを探していた当時の私は、物は試しとセールを狙って購入。本当は細目のジーンズが良かったんですが、当初セルビッジのシルエットはこれしかありませんでした。
1年後ぐらいにスリムが出たときはちょっぴり後悔した思い出。(結局ワゴンセールでスリムの綿100%も1290円でゲットしています笑)
まずは全体像を。
まだリジッドなこともあって、かなり軽めでフラットな生地に感じます。13オンスぐらいでしょうか。凹凸が少ないのでヴィンテージっぽい雰囲気のある色落ちは期待できないかな。
股上に余裕のあるクラシックなシルエット。テーパードは少しかかっているんでしょうが、どちらかというと「ズドン」といった感じのストレートです。
ちゃんとコインポケットもあって、リベット補強もされています。縫製も均一で、現代のジーンズって感じですね。
トップボタンはドーナッツ状のオリジナルボタン。ボタンホールにも補強が施されていてしっかりした造りです。
ジッパーフライには信頼のYKKを採用しています。
バックショットはめちゃめちゃシンプルです。
パッチも無いですし、バックポケットのステッチもありません。当然隠しリベット補強も無し。隠しリベット部分に穴が開くのが個人的には好きではないので、ここプラス評価ですね。
ヴィンテージものやレプリカ好きには物足りないかもしれませんが、APCっぽいノームコアで、これはこれで。
セルビッジは赤耳。太くもなく細くもなく。ちなみに裾上げはシングルステッチにしています。そもそもレプリカとして穿くジーンズではないですしね。
こだわる方はユニクロでも数百円払えばチェーンステッチで裾上げしてくれるそうです。
ごくごく普通のベルトループ。中盛りであったり、オフセット(ずれた取り付け)などのレプリカ系の要素は皆無です。
ここにアタリが出るのも楽しかったりするんですが、まぁこの値段でそこまで求めるのも…
ただステッチには謎の拘りがあったようで、オレンジとイエローの2色使いになっています。
縫製糸に綿糸を使っていれば履きこめば色抜けが起こるんですが、これはおそらくポりエステル。デニムの色落ちが進んだ時に違和感がでないか少々心配です。
APCと比較してみました
同じくリジッドから履きこめるプレーンなジーンズとして有名なAPCですが、お値段は¥20,000オーバーとユニクロの5倍以上。
使用している生地は同じ「カイハラ社製」だと言われています。このジーンズが発売された当時は「もはやAPCは必要ない」とまで言われていたのを思い出したり…。
せっかくなので履きこむ前にAPCと並べて比較しようと思います。まずはフロント部分。
色味は相当違いますね。APCは青が強い印象。リベットもAPCはシルバーなのできれい目なイメージになっています。
あとはフライ部分。APCはボタンフライになっていて、ここもアタリが期待できますし、個人的にはボタンフライ推しなんですよね。
無駄な装飾が無いバックショットはご覧の通り、本当によく似ていますね。あえて言えば、ベルトループがAPCの方が少し幅狭なぐらい。
総じて、ユニクロのセルビッジは相当頑張っていると思います。
当然生地の厚みにも差がありますし、シルエットは野暮ったいように感じます。ですが、5倍のお金を出してAPCを買うべきか…となるとユニクロを選ぶ人が一定数いるのも納得の出来です。
穿き込み頻度と洗濯の方針
さてさて、この夏の相棒として穿き始めるユニクロセルビッジ。
じつは以前にも「スリムフィット」バージョンを穿き込んだことがありまして、その時に気づいた問題点がひとつ。
生地が薄い!
なので、前回も色落ちが完成する前にバックポケットを中心にボロボロに。ちょっとみすぼらしい見た目になったのでお蔵入りになってしまいました。
奥:レギュラーフィット(リジッド) 手前:スリムフィット(穿き込み後)
前回の反省を生かし、このジーンズは洗濯頻度をかなり多くしようと思っています。題して
「穴が開く前に色落ちさせてしまおう大作戦」
毎日穿くのは当然として、1か月に1回、もしくはもっと早い段階でガンガン洗ってしまう作戦です。当然のっぺりに仕上がってしまう可能性もありますが、それも楽しんでやろうと。
目標は今年中の完成です。あと7か月、ワクワクしてきました。
安定のコストパフォーマンスで国民的なアパレルメーカーとなったユニクロ。ベーシックなアイテムを得意としていて、とりあえず下着はユニクロでって方も多いと思います。(私の下着もほぼユニクロです) そんなユニクロからセルヴィッジジーンズが販売[…]
まとめ
発売当初、その圧倒的なコストパフォーマンスから「高級ジーンズが駆逐される」とまで言われたユニクロセルビッジ。
結局は「本気のジーンズには少し足りない」ということで、ジーンズ好きがユニクロへ流れる事はなかったんですが、この値段を考えると立派なジーンズです。
この濃紺の生地がどんな変化を見せてくれるか、一緒に楽しんでいただければ。
最後は着画です。かなりインチを落としているんですが、それでも足元のだぶつきが…笑
それではまた。
平日は通勤で休日は朝から夜までと、毎日穿いて過ごした1ヵ月。押しつぶされそうだった下腹部も多少緩くなってストレスを感じなくなってきました。 当初の予定通り、そろそろ1回目の洗濯をしていきます。 今回がこのジーンズのファーストウオ[…]