一期一会の魅力 中古ブーツのススメ!!

靴は新品から履き込んでこそ少し前まで私自身、そう考えていたような気がします。でも実際に中古ブーツを履いてみると、これはこれでアリなんじゃないかと。勿論デメリットも有りますが、思っていたよりメリットが大きいと感じています。

今回はそんな中古ブーツの魅力を紹介します。

 

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半値以下もザラ。価格の魅力

まず1番大きいメリットは価格ですよね。新品同様であっても3割ほど安いのは当たり前。少し履き込んだものは半額以下で売られている事も。

欲しいと思っていたものの定価では購入まで至らなかった靴も、その値段なら決断できるかも知れません。現在は古着屋の店舗販売だけではなく、オークションやフリマアプリなど、販売経路も多種多様。自分にあったお値段と状態のモノを選ぶ事ができます。

実際に私がオークションで手に入れたのがこちら。

Redwing 9875 irishsetter

結構な美品でしたが定価の35%程度で購入できました。通勤にもバリバリ履いてます。新品の875の購入を迷っていた頃に出会って即決。

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廃盤品やレアカラーも。一点モノの魅力

シューズメーカーは、時代の流れと共にアイテム展開を更新していきます。製造コストが合わなくなったり、人気がなくなってしまったり、果てはブランド自体が潰れてしまったり

そんな靴をお探しの場合、中古市場で見つけるしか方法はありません。レア度によってはプレミア価格で取引される事もありますが、目当ての商品を見つけた時の感動は、新品を探す時には味わえないものです。

また、ディテールに注視して探すのも面白いです。「製法は?ソールは?革質は?」自分の目と感覚で選ぶ楽しさ。よく知らないブランドの靴であっても、しっかりと作られたモノは結構あります。それに有名ブランドでない靴は安価で手を出しやすいです。

こちらはオランダ軍のオフィサーブーツだと言う事で購入しました。

靴底はレザーソールの一部にラバーが組み込まれたハイブリッドソールと呼ばれるもの。ストレートチップでドレスライクでありながら、コバの張り出しは強く無骨な印象もあります。更にはストームウェルト仕様。

アプリの限定ポイントなどを駆使して2000円程で購入。これは掘り出し物でした!

どうも先芯が入っていないようで、指で押すとベコベコとへこみます。それもレトロな雰囲気を感じられる要因かと。

幸運にもサイズがバッチリだったので痛みも無く、たまにソールが少硬く感じることもありますが、十分快適な履き心地。お気に入りの一足です。

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気負わずにガシガシ履ける魅力

何万円も出したお気に入りのブーツってなかなか履けなかったりしませんか?貧乏性の私はいつもそのパターンでして雨の降りそうな日や汚れそうな日は避けたりすると、ますます履ける日は限られてきます。

その点、すでに履き込まれている中古靴は安心です。多少の雨に濡れる事もキズが増える事も、それほど気になりません。逆に、次のメンテはどうしようかと楽しみになったりもします。

キズ汚れが0の新品に1つのキズがつくのはびびってしまうものですが、既に10のキズ汚れがある中古靴が11になっても、大した違いはないと思えるからですかね。

お手入れの時も大胆に実験的なメンテをする気にもなります。私の場合、手に入れた中古靴は全て丸洗いしています。いや、むしろ丸洗いしたくなったら中古靴を探すと言ってもいいかもしれません。

chippewa 80’s moctoe boots

こちらのチペワは大胆に洗い過ぎてシャフトの部分にクラックが入ってしまいました

それでもいいかと思えるのが、中古靴の利点。今では犬の散歩にも履いて行くぐらい普段履きとして大活躍しています。

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中古靴の選択はメリットばかりではありません。当然デメリットも。

 

サイズ合わせ

中古靴は一点モノです。欲しかった靴が素晴らしいコンディションで売られていても、サイズ違いの為諦めるしかないなんて事はよく起こります。

またマイサイズであっても、中モノのコルクが前オーナーの足型に沈みこんでいる為、微妙にサイズ感も違ってきたり

試着ができれば問題ありませんが、ネットで購入する場合も多く、かなりリスキーな買い物です。

上で紹介したレッドウィング9875は、未だにサイズ調整に苦労しておりまして、難しさを実感しています。

 

コンディションの把握

中古靴の場合、そのコンディションによって大きく値段に差が生じます。キズや汚れは許容範囲か?クラックなどの復旧できない不具合は?ソールはオリジナルか?などなど細部まで正しく状態を把握するのは、かなりハードルが高そうです。ましてやネットでの購入となると、完全に把握することは不可能に近いですよね。

失敗を少なくするには信頼できるショップで購入するのが近道なのですが、お得感を考えると個人売買も捨てがたい。そうやって悩んでいる時間も楽しいんですが

 

中古靴選びの失敗談

現在所有しているモノ以外にも過去に中古靴を購入しています。それぞれ理由があって手放しましたが、中には明らかな失敗もありまして。

ティンバーランドのイエローブーツもその一つ。ヌバックレザーにワックスを塗ってスムースレザーっぽくする実験用として購入しました。

上手くいけば雨用の靴として活躍してくれる事も期待していましたが、届いた靴はタンが千切れかかっていたり、靴底に異物が付着して溶け出していたり

とても使用できる状態では無かったですね。フリマアプリでの購入の際「写っていない部分の破損等は無いか?」との質問にも問題無いとの回答でしたがめちゃくちゃ問題有りました笑

気になる部分は写真で確認するべきですね。反省。一応、丸洗いして実験だけはしてみましたが、結局は履かないままゴミ箱行きに。

 

レッドウィング875も状態の確認ミスでした。外観上は紹介写真通りで一般的な中古靴の状態でしたが、インソールの奥の方に無数のクラックが。

出品者も気づかなかったんだと思います。このまま履けない事もないんですが、ここを交換するにはオールソールが必要になってきます。薄手のインソールを貼る事も考えましたが、長くは履けないと思ったので手放して、9875を買い直しました。写真は見つからず・・・

 

逆にパラブーツのモールラック別注品は手放した事を後悔しています。少しサイズが合わず、履いていると痛みが出てくるのが手放した理由ですが、もう少し我慢すれば馴染んだかも。造りもしっかりしてそうだったので、まだまだ履けたと思います

昔の写真のため写りはちょっと・・・

 

おわりに

中古靴の購入は、新品のブーツを履き下ろすワクワクとは違う楽しさがあります。これから育てる楽しみは少ないですが、私の場合は「どうやって復活させようか」というのが1番の楽しみですね。完璧な商品に拘らずに、その靴の個性として受け入れるのが中古靴を楽しむ秘訣かもしれません。

そろそろ丸洗いがしたくなってきました笑

上で紹介したオランダ軍靴はまだ洗って無いんで、連休があればやってみようと思います!

ではまた。

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