「ブーツ」と聞いて思い浮かべるメーカーはいくつもあると思いますが、「Redwing」を外す人はいないでしょう。
レッドウィングといえば「アイリッシュセッター」の愛称で知られるモックトゥブーツ。
様々な時代を経て今も愛されるこのブーツをレビューしていきます。
アイリッシュセッター9875のディティールと経年変化
まずは現在の姿を。
コイツは型番9875で復刻モノです。
コロッとした丸みのあるフォルム。
爪先はモックトゥといわれるU字のステッチがあります。
9875は1950〜60年代の875を復刻したモデルです。
犬タグやら、
羽根の先の長方形のカン留めステッチやら、
現行の875にはないディテールも沢山あります。
アッパーの黄色味が強いレザーは
ゴールドラセット・セコイア・レザー。
初期のアイリッシュセッターを現代の技術で再現したものです。
ソールはトラクショントレッドソール、いわゆるホワイトソールで、現行の875と同じですね。
過保護主義の私物ブーツのなかではエイジングが進んでいる方です。
というのも、これは美品を中古購入したもので気兼ね無く履けています。
シューレースは茶の丸紐に交換済。
ゴールドラセット・セコイアの革質
想像するより柔らかく、シワはオイルドレザーらしい細かいものが現れてくる印象。
モチモチした質感で地獄の履き慣らしは必要無さそう。
明るい色味なので、この雰囲気を残すのか、もっと濃くしていくのか、お手入れ次第で大きく変わってきそうですね。
ちなみに私はもう少し濃くするつもりです。
新品に比べると、私の9875も少し濃くなっています。
トラクショントレッドソールの履き心地
これは履いてビックリでした。クッション性が素晴らしく、革靴のゴツゴツした歩行感とは別物です。
また軽めのソールの為、ストレスフリーです。
まぁ重くてゴツいソールも「ブーツを履いてる」感があって、それはそれで大好きなんですが。
減りが早いといわれているトラクショントレッドソール。私物の9875も踵部分に減りが見られます。
9875のサイズ感
Redwing9875には#23の木型が使用されています。モックトゥのブーツに多く採用されている木型ですね。
私の足のサイズは 足長:257mm 足囲:253mm 足幅106mm。
こちらのブーツではUS7.5/Eを履いています。
正直、甲の高さはかなり余裕があります。
最初はワイズEだからかこんなものだと思っていましたが、どうも私にはラストが合ってないようです。
ハーフサイズ下げれば足長がキツそうですし、インソールを入れると甲は合いますが、今度は踵が浮いてしまいます。
街でカッコよく9875を履いてる人を見かけ、勢いで某オークションサイトで同じモノを購入してしまいましたが、同じブランドでもラストでここまで違うとは…やっぱり試着が1番ですね。
ベックマンや他のラウンドトゥをお持ちの方、もしくはモックトゥをお持ちで、ラウンドトゥを購入される予定の方、同サイズは危険です。試着を強くお勧めします笑
まとめ
私はサイズチョイスを間違えたせいでお気に入りブーツにランクインしてませんが、
革質、ディテール、ソールや履き心地など、充分納得できるブーツです。
何よりredwingの代名詞的なアイリッシュセッターは、ブーツ好きなら一度は履いてみたいと思うもの。
私もまだもう少し工夫をして、ガンガン履いていきたいと思います。
かなり甲高、ゆったりのラスト。
サイズさえ合えばオススメに値するブーツです!
ではまた。