【レッドウィング】いろんな黒ブーツをメンテ!

どんなコーデでも邪魔をせず、足元を引き締めてくれる黒ブーツ。普段からついつい頼り気味になっています。

所有数も徐々に増えて、現在はレッドウィングだけでも3足を数えるように。

ただ、一言「黒」と言ってもその色合いは様々です。それぞれのレザーにも特徴があって、当然お手入れ方法も違ってきます。

秋から続く一斉メンテも最終盤。今回は黒ブーツをまとめてメンテしながら、お手入れの違いもお話しできれば。

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3足の「黒」色味は?特徴は?

私が愛するレッドウィングの黒靴3足がこちら。

奥から、「ベックマン9014」「アイリッシュセッター9875カスタム」「ポストマン101」。

それぞれ付き合いも長く、出番も多めの愛靴たちです。詳しく見ていきましょう。

●ポストマン101

アッパーの革は「ブラックシャパラルレザー」。表面が加工された革でガラスレザーの一種として認識しています。

なので基本的にはクリームは浸透しません。お手入れ好きには少々物足らないかもしれませんが、逆に細かい事は気にせずメンテできるのがメリットですね。

購入当初はマットな質感なんですが、クリームを使って磨いているとシャパラルらしい輝きが増してきます。

その艶は通常のレザーとは違ういわゆるギラギラ系。また折れたように深く、大きく入るシワも特徴的です。

ただこの屈曲部から割れる事も多いということで、念のため靴クリームも使用しています。Redwing直営店では浸透しないと断言されたクリームですが、チャーチのシャノンなど上質なガラスレザーには少しだけ浸透するとも聞きますし、このシワの奥に少しでも届けられたら…

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●アイリッシュセッター9875カスタム

スピランというアルコール染料を使って自分で染め直した9875。もとは「ゴールドラセットセコイア」という美しい薄茶色だったんですが…笑

芯まで染まっていないためか、この染料の特徴なのか、少し赤っぽさを感じる黒です。

このブーツはワークブーツらしいエイジングを目指したいと思っています。色味はこのままで。将来的にはエイジングが進んで、塗膜の内側に眠る茶色が出てくれれば…

ということで控え目なツヤの「オイルアップ」を。

今回はデリケートクリーム+レクセルコンディショナーでお手入れしようと思います。

●ベックマン9014

「フェザーストーンレザー」を採用した旧型番の黒ベックマン。

油分含有量が少なめでスムースレザーに近く、ツヤ感の出やすいのが特徴です。この艶を生かすため公式でも靴クリームでのお手入れが推奨されています。

ただ少し黒が薄い印象なんですよね。この辺をクリームで補ってあげられれば。

白いステッチはワークブーツとして良いアクセントになっています。これをしっかり残しながら、黒をプラスしたいのでこんな構成に。

「デリケートクリーム」+「コロニル1909無色」+「クレム1925ブラック」

全体的に栄養分を補給した後、ステッチを避けてクレムで補色していこうと思います。

 

ベックマン9014をお手入れ

さて実際のお手入れです。

靴紐を外して馬毛ブラシでホコリを落としたら、クリーナーを使って前回の古いクリームを落とします。

アッパーはもちろん白ステッチもしっかり綺麗に

クリームはいつも通りデリケートクリームから指で直接塗り込みます。

全体に塗り広げたら豚毛ブラシで押し込むようにブラッシング。

コロニル1909も同じ手順で、全体にしっかり栄養分を入れていきます。無色なのでステッチも気になりません。

最後は仕上げのサフィールのクレム1925

こちらはステッチにつかないように気を付けて…トゥを中心に全体に薄く広げていきます。浸透するまでこのまましばらく放置。

1時間ほど経過したら化繊ブラシでブラッシング。どんどんツヤが出てくる楽しい瞬間です。

最後にネル生地で乾拭きして仕上げ。吸収しきれなかったクリームを拭き取っていきます。ツヤも一段階アップしますし、サラッとした仕上がりになる大事な工程です。

で・・・

完成です!

黒々としたツヤはクレムで仕上げたおかげでしょうか。美しいワークブーツというポジションにフェザーストーンレザーは最適ですね。うん、やっぱりめっちゃ好きな感じ!

しばらくメンテしてなかったベックマンもこれで安心です。

アイリッシュセッター9875カスタムをお手入れ

さぁもう一足。オイルアップでワークブーツらしい仕上げを目指す9875です。

ホコリ落とし、汚れ落とし、デリケートクリームまでは先ほどのベックマンと同じ手順。

いよいよメインのオイル注入です。レクソルのレザーコンディショナーはサラッとした質感の粘性の低いオイル。

オイル系は量が多すぎるとフニャフニャと型崩れの原因になるので注意が必要なんですが、レクソルはそんな悪影響が少ない印象です。

オイルアップ直後は表面の油分がヌルヌルと光って見えますが、浸透するまで半日から丸1日放置

翌朝にはこのマット感に。冬場ということもあって油分が固まりやすいせいかもしれません。

これをハリのある豚毛ブラシでゴシゴシ擦っていきます。油分を奥まで浸透させるように、熱を帯びるぐらい激しくいきます。

明らかにツヤが出てきました。

仕上げは艶出しの乾拭きです。ストッキングなんかがあればスゴイ艶になるらしいんですが、私はネル生地ウエスで。

しばらく拭きあげていると更にツヤが増して…

完成っ!

革の奥から光っているような深い艶感。クリームで仕上げるよりも革の質感が感じられて、アイリッシュセッターの雰囲気に良く合いますね。

引き続き履き込む事が楽しみです。

仕上がりチェックの試着タイム!

履いた状態でチェックしないと本当の仕上がりは評価できませんから。このためにメンテをしているという側面もあったりする、お楽しみ試着タイムです笑

まずはベックマン

黒ブーツに赤のノルディック柄のソックスを。

やっぱりくるぶしが当たる部分、シャフトの凹凸が私の萌えポイント。黒さも十分ですが白いステッチが綺麗に残って、カジュアルなバランスを保っています。

靴紐はタスランの黒/ブラウンに変更していますが、そろそろ毛羽立ちが目立ってきました。別のシューレースを検討してもいいかもしれませんね。

ツヤと深い黒。いい感じに仕上がりました。

お次はアイリッシュセッター

まだちょっとテカテカ過ぎる感はありますが、履いているうちに落ち着いてくるでしょう。にしても全く茶芯は出てきませんね笑

こちらもシャフトの凹凸を。左足の革質が最高なんですが、右足は…

ロウ分の膜を感じない自然な艶はオイルアップ仕上げの魅力。ベックマンよりハードな場面で履くことが多いアイリッシュセッターですが、まだまだ経年変化を見せてくれそうです。

こちらは断トツにツヤツヤのポストマン

短靴は靴下で遊べるのが楽しいですね。このツヤと深いシワがポストマンらしい表情だと感じています。

まとめ

黒靴をまとめてメンテした今回のエントリー。レザーの特徴やエイジングの方向性に合わせてやり方を模索する…これがメンテの楽しさですよね。

結局メンテに正解はないのかもしれません。経年変化は履く人次第。メンテも含めて個性が現れるのがレザーブーツの面白さです。肩の力を抜いて、自然な変化を楽しみたいもんです。

それではまた。

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