【ついに現れた茶芯…!?】黒染めREDWING 9875 の経年変化とメンテナンス!

あの事故のような黒染めから、早いものでもう3年が経過。

相変わらずカジュアルにもハードにも大活躍中の、気の置けない相棒アイリッシュセッター9875改です。

前回のフルメンテからも約1年ということで、そろそろお手入れの時期なんですが、それよりも…

最近屋外で見るとなんか茶色が出て来た気がするんですよね~。

しっかりクリーニングしてあげれば、ついに茶芯ブーツがお目見えするかも!!

ということで、自室へ持ちこんでお手入れ開始です。

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経年変化の現状をチェック!

ブラシで埃を落としながら現状を確認していきます。

ということで、靴紐を外したら…

シワシワになったシュータンには見事な茶色が…!

元々染めが浅かったのもあるのでしょうが、靴紐が擦れる部分なので変化が顕著ですね。

屋外では結構茶色く見えたヴァンプも室内では薄~く茶色が覗く程度。

雑に履いているのでヒールカップには無数のキズが付いています。

いや、それよりもヒールの削れが甚だしい…交換もいよいよ現実味を帯びてきました。

シャフト部分。シワの凸部とトップライン付近の茶色が目立ちます。

履いているとジーンズの裾がかかるのでここもスレが起こっているんでしょうね。全体的に黒が薄くなっている印象です。

相変わらず革質の違う反対側。

右足とは対照的に、グラデーションの少ないアタリが見えます。

…少しずつですが確実に退色が始まっているように感じますね。うん、良い感じになってきてるんじゃないっすか!?

 

クリーンにすればもっと目立つかも…!

暫くフルメンテもしてなかったのでクリーニングを含めてガッツリお手入れしていきます。もしかしたら茶色がハッキリと現れてくれるかも…!?

選んだクリーナーはBoot blackのトゥーフェイスローション。

ステインリムーバーと並ぶ定番ですが、ややコチラの方が洗浄力が強いイメージです。

ウエスに含ませて拭き上げ。

いつもよりちょっとだけ強め…出て来い茶芯っ!

濡れタオルでも拭き上げてスッピン状態になりましたよー。

ツヤが無くなってスンゲーのっぺりしました笑

期待した色の変化は…

ほぼ無し!

期待していたんですが、まぁそんな簡単にはいきませんね笑

 

冬の乾燥から革を守る!

さて、気温が下がると同時に空気も乾燥するこの季節。ブーツにもしっかり油分を補給してあげないと。

まずは安心のデリケートクリーム。

素手でたっぷりめに補充。

年に一回のフルメンテですから多少入れすぎぐらいでちょうど良いんですよ。たぶん。

お次はレクソルのレザーコンディショナー。

サラッとしていて色が濃くなりすぎない、使い勝手の良いオイルです。お気に入り過ぎて大きいボトルもストックしてるぐらい。

これを・・・

どりゃぁあ!

 

漢の直塗り。

まぁ1年ぶりですし。

で豚毛ブラシでガシガシ擦っていきます。革の奥に押し込むイメージ。

もう翌日の筋肉痛を心配するぐらい力いっぱいブラッシングです。

そのまま丸一日、浸透する時間を作ります。

翌日。

白っ!

寒すぎて油が固まった?マットな質感が白さを際立たせますね。

まぁ気にせず化繊ブラシで仕上げに入ります。

ここも熱を感じるぐらい一生懸命ブラッシングしています。少しずつツヤが復活していく楽しい工程。

仕上げにウエスで表面に残った余計な油分を取り除いたら…

完成です!

いや~、見事なツヤツヤの黒々ぶり。

白く擦れていたかかと部分も綺麗になりました。

良かった良かった。

あれ?

…いや、茶芯どこいった?!!!

あ、ちょっとだけ笑

色止めはしていないとはいえ、しっかり染めてますからね~。顔料仕上げのように綺麗に茶芯は出ないのかもしれません。

 

…と、諦めかけていたんですが、屋外で見ると評価が一変することに。

変化は太陽の下でこそ!

茶色っ、

き、きたっー!!!

もう黒ブーツの範疇を余裕で超える茶色っぷりです。

午後の3時、少し夕日に近いということもあるんでしょうが、太陽の力はスゴイ。革の奥に眠る茶色が浮き出ているよう。

履きシワの凹凸に沿ってグラデーションになっているのがワクワクします。

この色味は染め替えたからこそ。唯一無二の相棒へと進化が始まっている、と前向きに捉えています。

SNSで見るブラッククローンダイクの茶芯とは違い、全体が茶色に寄ってきているような変化です。

もう少し黒が黒のまま残ってくれれば最高だったんですが…

まぁ、これはこれで個性があって良いと思っています。

 

まとめと着画

変化は知らないうちに、だけど着実に積み重なっていくもの。

ようやく最初にイメージしていた「黒ブーツから茶色が覗く」セッターが現実になりつつあって感無量です。

とはいえ室内では…

まぁ黒ですね。笑

願わくばこの環境でも茶色を感じるぐらいまで履き込みたいところです。

ただソールはそろそろ限界。このままだとアッパーまで型崩れも起きそうなので何かしらの手は打たないといけませんね。

まだまだ履いていたいお気に入り、この先の変化も楽しみです。

それではまた。

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