老舗メーカーの色落ちとは?DENIME 66XX Type のススメ!!

1988年創業のジャパンデニム界の老舗、ドゥニーム。創設当初ブランドディレクターを務めていたのが、デニム界では知らない人はいない、かの林 芳亨(はやし よしゆき)氏。経営的には紆余曲折があって現在はアパレルブランド「WE GO」傘下となったドゥニーム。カリスマ林氏も別ブランド「RESOLUTE」を立ち上げてドゥニームを離れます。

今回紹介する私のドゥニームは林氏が離れた後のもので、俗に新ドゥニームと呼ばれています。かつてのドゥニームを知る人からは評価が分かれたりもしますが、その穿き心地とは?どんな色落ちをするのか?ぜひご覧ください。

 

 

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着用一年半の色落ち(全体像)

穿きこんだのは「66 XX Type」。70年代前半のリーバイス50166後期と呼ばれるモデルを意識して作られたシルエット。生地には50年代のXXをイメージした黒っぽい染色をしたハイブリッドなジーンズです。主に通勤用として1年半ほど穿いていました。

まずは正面。

粒状の色落ちが重なってシワになる、いわゆる粒落ち系の生地。結構ワイルドな表情です。右綾特有の捩れも見受けられ正にレプリカジーンズのエイジングですね。

バックショット。

バックヨークにもがっつりパッカリングが出ていますし、こちらもワイルド。膝裏のハチノスはそこそこ。そこまで細いシルエットでもないので。

 

DENIME 66 XXTYPEのディティール

レプリカジーンズとしては一般的な14.5ozながら、ザラ感の強い生地で存在感があります。浮かび上がる穿きシワは太く、黒っぽいインディゴとのコントラストで男らしい表情になっていきます。

ボタンフライ仕様ですが、股上がかなり浅いのも特徴的。FULLCOUNTなど他ブランドと比べてウエストはタイトな気がしますので試着が必要かも。

ウエストがタイトな分、トップボタンに負荷がかかりやすいので気がつけばこんな具合。昔からドゥニームのボタンホールは縫製がよく解れると聞いていましたが、なるほど。伝統芸みたいな感じですかね。

革のパッチも経年変化が楽しめるので大好きです。デザインはシンプルにブランド名がメイン。

ポケットの隠しリベット部分が破れそうですね。レプリカジーンズとして欠かせないディティールですが、個人的には穴が開いてほしくないので、どちらかといえば隠しリベット反対派です。

セルビッヂのアップ。赤耳ではなく黄耳。チェーンステッチに拘りが無いのでシングルで裾上げしています。

ここ数年はジーンズをロールアップして穿くことが多く、ロールアップの跡が出てきてます。ここから破れないように気をつけないと。

実はこのジーンズもシルエット変更で2センチほど裾幅をつめました。内側のステッチを解いて縫製し直していますが、すごく自然な仕上がりで、とても満足しています。

1年ほど穿き込んだあとに直しに出したので、色落ちが不自然になる事が不安でしたが、そこも問題なし。これまでのエイジングを引き継げるのは大きいですよね。

 

おわりに

オリゾンティ時代の旧ドゥニームを穿いたことが無いので比べることはできませんが、レプリカジーンズらしい良いジーンズです。林 芳亨はかつて「ドゥニームはディティールよりも色落ち」と発言されているように、色落ちのポテンシャルを感じるジーンズですね。まだまだ穿き込み途上のこのデニムでもすでに良い雰囲気がでてきています。今後もどうなっていくか楽しみです。

最後は着画です。ではまた!

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