春らしい陽気を感じる日が多くなってきました。まだまだブーツを履き続けるつもりではあるものの、短靴も準備しておく季節でもあります。
冬場は足首が寒いので出番が無かったポストマンですが、近々の登板に備えメンテナンスをしました。この靴用に用意したクリームの使い勝手も含めてご紹介します。写真多めです。
ポストマンのディティール紹介はこちら↓
Redwingが誇る短靴の名作 「POSTMAN OXFORD 101」。ブーツのイメージが強いレッドウィングですが、労働者の足元を支え続けてきたノウハウは、短靴を作っても変わりなく感じることができます。なかでも一際[…]
ポストマンのお手入れ前の状態
昨年末にメンテして以来ブラッシングのみで丸4ヶ月の写真です。
冬場は1回も履いていないので急いでお手入れをするような状態ではないですね。外見はきれいです。
このままローテーションに入れてしまうのもクラックなどの危険がありそうなんで、念のためメンテしておきましょう。
ポストマンのクリーニング
いつものように靴紐をとって、馬毛ブラシでホコリ落とし。
前回のお手入れ以来、外に出てないので砂や土汚れも当然皆無。適当にシャカシャカ…
で、定番のM.モウブレイのステインリムーバー。
こちらも軽めに。ウエスにリムーバーをとって撫でるように汚れを落としていきます。
両足ともキレイにしたら準備完了。今回はタオル拭きはしません。全然汚れてないんで笑
クリームの塗布
さていよいよクリームの注入です。今回用意したのはM.モウブレイの「コードバンクリームレノベーター」。
レッドウィングのポストマンは銀面に加工がされたガラスレザーの一種。普通の乳化製クリームは浸透していかないのでデリケートクリームすら省略していましたが…
この通り、箱の説明書きにも「ガラスレザーの補色・艶出し」と明記されています。
ただ乳化製クリームではあるものの、ガラスレザーに栄養は補給されないようです。これは想定外。まぁとりあえず塗ってみます。
いつものように指で塗りこみましたが、コレかなり伸びが悪いです・・・。しつこくやっているとクリームがダマになって床に落ちる始末。扱いにくい…
なんとか靴全体に塗り広げ、化繊ブラシでブラッシング。
…おかしい。艶が出ません。クリームを厚く塗りすぎたのかと思い、かなりの時間をブラッシングしましたが変化無し。ワークブーツなんで艶が無いものを好まれる方も多いですが、私は艶肯定派。全く艶が無いのは気分が上がりません。
なんで、結局はこのクリームのお世話に。
サフィールの「クレム1925」。油性クリームらしいギラッとした艶が出る事で有名です。先日もニュートラルカラーを追加購入したぐらいお気に入りです。
これをワックス代わりにつま先と踵に少量だけ塗布して少し時間を置いてから馬毛ブラシで仕上げました。まずは左足のみ。
おぉ!さすがクレム1925です。明らかに艶が出ました。写真右側の左足の方だけギラギラしています。
両足ともクレム1925で艶出しをして、靴紐を通せば完成です。
つま先部分もしっかり光っております。うん。クレム大好き。ワークブーツでもこのぐらいの艶が有る方が好みですね。
最近はワックスを使った鏡面磨きにも興味が出てきましたが、今のところはノーワックス派。ドレスシューズを手に入れたらやってみたいとは思いますが、ジーンズしか穿かない自分にはまだ先の話。
と話が逸れました。しばらく履いてなかったので内部もケアしておこうと思います。
安心のM.モウブレイ「デリケートクリーム」。靴の内側もレザーなので乾燥は大敵です。
靴の内部、インソールやライニングに軽く塗布しました。べたつきの無いクリームなので内側に塗るのは全く気になりません。これでローテーションでバリバリ履いてもクラックは起こらないでしょう。
おわりに
かなり期待していたM.モウブレイの「コードバンクリームレノベーター」でしたが、思うような結果は得られず。
ただ乳化製クリームなので少しは革の栄養補給にならないかと期待もこめて、もう少し継続して使用していこうと思っています。せっかく購入しましたし笑
大好きなブーツの季節が過ぎようとしていますね。いつもならG.W.を目安に短靴やスニーカーに衣替えしていきますが、今年はどこまでブーツでいけるか、挑戦してみるつもりでいます。とはいえ、さすがに濃茶のブーツは履けないので、春夏のエースとしてこのポストマンには頑張ってもらわないと笑
最後は恒例の着画タイム。メンテ直後はテンションも上がります!ではまた。
通勤用として使用するようになって約3か月。着用頻度が格段に増えたことでエイジングが一気に進んだ感があります。革が馴染んで、履いているときの痛みが少なくなるのと引き換えに、写真のとおり履き皴も深くなってきました。さらに左足のつ[…]