何とか今年も昨日で仕事納め。無事新年を迎えられそうです。
さて先日手に入れたクロケットアンドジョーンズのコニストン。この靴の申し分ないクオリティは前回のエントリーで紹介済み。
さてさて世間は年末。この時期のサラリーマンの醍醐味といえば・・・そう、ボーナス散財のお時間です!今年はコロナの影響もあって業績不振ながら、支給額は昨年とほぼ同じという奇跡。ということで思い切って憧れのブーツに手を出してしまいました。[…]
今回はプレメンテとサイズ感をリポートします。プレメンテで美しさは更に加速するでしょうか?後半には試着の様子も。最後までお付き合いいただければ。
クリーニングと栄養補給を
まずは軽くクリーニングから。
国内流通正規品とはいえ倉庫でどれだけ眠っていたのかも分かりませんし、この後のクリームの入りも違ってきますので…
靴紐を外して、シューキーパーを入れたら、馬毛ブラシで軽くホコリを落とします。で、クリーナーはこちらを。
「M・モウブレイ ステインリムーバー」
安心安全の定番をチョイスしました。
ウエスに染み込ませてアッパー全体を軽く拭っていきます。まぁ当然はぼ汚れは取れないんですが、これで気持ちよくクリームを使えます。
お次は、「もし革が乾燥していたら・・・」「履き始めてすぐにクラックが起こったら・・・」そんな不安を払拭するための栄養補給。
「M・モウブレイ デリケートクリーム」
コチラも超定番を選択。シミになりにくく栄養分はしっかり補給してくれます。ほかのメーカーからもデリケートクリームは販売されていますが、使い勝手は違うんでしょうか…今のところ満足しているので試す機会はなさそうですが。
アッパーはもちろんウェルトや革底の側面も含めて、少し多めに塗っていきます。スーッと馴染んでいく印象。アッパーは見た目よりも吸収力がありそうですね。
全体に塗り終わったら内部への浸透を助けるように豚毛ブラシでしっかりブラッシング。
ツヤは出にくいので見た目は大きく変わりませんが、これにて準備完了。さて、いよいよお化粧の時間です。
仕上げの靴クリームは・・・
準備したのはコチラ。
「サフィール クレム1925 コニャック」
これ以上濃くなってほしくない気持ちがあって、ダークブラウンのアッパーに比べるとかなり明るめを選びました。上手く馴染むかどうか…ちょっとだけ指にとって塗ってみます。
う~ん。さすがに色が違いすぎますね。
伸ばしたら目立たなくなると思ったんですが、実際はシボ革の溝の部分に入り込んでエライ事に笑
とうことで色付き靴クリームは急遽中止して、カラーレスに変更です。
同シリーズのニュートラル。油性らしいしっかりとした艶感は無色でも変わりません。実はワックス落としにも使えるバイプレーヤーで持っていても損はないかと。
指で直接塗り広げていきます。デリケートクリームをしっかり入れているので、このクリームは薄く延ばすイメージにしました。
余分なクリームを落とすのとクリームを馴染ませるために、茶靴用化繊ブラシを使ってブラッシング。ツヤも出てくる楽しい工程です。
今回はコニストンとの初めてのコミュニケーションですし、時間をかけてじっくりブラッシングしました。
数十分後、吸収しきれなかったクリームをネル生地ウエスで拭き取ります。
さぁ靴紐を通し直して・・・
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完成です!
うんうん。正直、私自身もどこが変わったのかよくわかりません笑
ただプレメンテしたことで、これからの履きこみに対する安心感も得られましたし、愛着もマシマシ。満足です。
コニストンのサイズ感は…?
私の足は実寸で 足長:257mm 足囲:253mm 足幅106mm。
このブーツのワイズはE。タイトフィッティングが好きな私はUK7を選択しました。
ユニクロのレギュラーソックスでジャストです。ドレスソックスだと靴の中で足が遊ぶ感覚がありますが、靴紐をきつく絞れば十分履ける範囲かな。いい感じです。
インソックは踵から土踏まずまでのいわゆるハーフソックなんですが、クッション性があって最初から足当たりが柔らかい感じ。高級な履き心地です。
あと、Eワイズはやっぱり横幅が楽ですね。・・・もうカッコよすぎてゲロ吐きそう。
部屋をグルグルと歩いてみましたがかかとが抜けるような感覚はありません。
しっかり馴染んだトリッカーズブーツと同じようなサイズ感。これから中モノの沈み込みが進むと少し余裕が出てきそうな気がします。そうなると心配は羽根の閉じ具合。完全に閉じてしまわなければいいんですが…
試着写真をアラカルトで
最高なブーツを手に入れた今回も当然やります。自己満足の試着タイムです。
何とも言えないシボ革の魅力。光があたればしっかりツヤ感も感じられます。重厚な造りとラストは重々しいというよりは、この靴の奥深さを感じられるプラスポイント。
ジーンズとも十分合わせられる懐の深さ。滲み出るハードボイルドとフォーマルを併せ持つこのバランスこそがコニストン最大の魅力かと。
日陰に入ると一気にダンディーな雰囲気に。この靴さえあれば田舎の日本男児が一瞬で憧れの英国紳士になれますね笑
ゴリゴリのワークブーツでは到達し得ないこの雰囲気。やっぱりスマートなシルエットのジーンズは相性抜群です。
シューレースがやや貧弱に見えるのはご愛敬。
履き皴が付く前から圧倒的なオーラを感じます。見た目よりもしなやかなアッパーのシボ革。これからの長い付き合いでどんな変化を見せてくれるのか、履き込むのが楽しみで仕方ないです。
まとめ
つい先日ドクターマーチンを手に入れて、今回はコニストン。英国靴を連続で2足購入することになりましたが、キャラクターの違いは明白。と、妻にも説明し了承いただいた次第です。
はっきり言い切ってしまうと、靴の造りは今まで手に入れた靴のなかでは最高なんじゃないかと思っています。
雑い造りも魅力的に見える北米クオリティーとは真逆の、真面目な高品質。足元の履き心地も一段違う気がします。アーチサポートとまではいきませんがインソールは凹凸を感じ、馴染めばさらに極上の履き心地へ成長しそうな予感すらします。
もちろん上には上があるんでしょうが、私の使い方ではこれ以上は必要ないと思える完成度。焦らずゆっくりエイジングを楽しみたいと思います。それではまた。
with / A.P.C Petitnewstandard
さてさて世間は年末。この時期のサラリーマンの醍醐味といえば・・・そう、ボーナス散財のお時間です!今年はコロナの影響もあって業績不振ながら、支給額は昨年とほぼ同じという奇跡。ということで思い切って憧れのブーツに手を出してしまいました。[…]