ワークな短靴 REDWING 101 POSTMANのススメ!!

1950年代から定番商品として作られ続け、米国郵便局の指定靴に採用されるなど、幅広く支持された名品です。

2000年代に一度は廃盤になりながら、多くの要望を受け復活を果たした、レッドウィング・ポストマン。

その魅力とディティールについて私物のレビューを中心にお届けします。

 

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ポストマンの経年変化とディティール

まずは私物の現在の姿です。

履き皺もほとんど無いきれいな状態です。チャッカブーツタイプの#9196と最後まで迷いましたが、「夏でも履けるブーツが欲しい!」という本来の目的からするとやっぱり短靴かなと。というわけで昨年購入。まだまだ出番少な目です。

黒のプレーントゥはスーツに合わせるイメージがあって、これまで手を出せないでいましたが、ポストマンシューズは丸っこいフォルムでデニムにも良く合いますね。

ちなみに靴紐は蝋引きの丸紐に交換しています。

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サイドショットを。

羽根につながる部分はアッパーと一枚の革で形成されています。

長時間歩き回る郵便局員を想定し、足に当たる箇所が少なくなるよう縫製する部分を減らしているそうです。

まさに実用靴としての工夫ですね。

でこちらのタグ。書いてある文字は「SR/USA」。

これはアメリカの郵便公社が定める安全基準をクリアした証です。

私はこの緑の文字がワーク感があって好きです。

 

インソールの内側にはパッドが装着されています。

これもフィットを高め、疲労感の低減に効果的です。

 

ブラック・シャパラル・レザーの革質

ポストマンのアッパーに使用されている革はブラック・シャパラル・レザー。

いわゆるガラスレザーの一種で、表面が厚い塗膜で加工された革です。

ガラスレザーといえばギラギラとした印象だったんですが、こちらは思ったよりマットで、質感もソフト。

経年変化がどうなるか、楽しみです。

 

表面の加工のおかげで雨や汚れに強くお手入れは基本的に乾拭きだけでオッケーとの事。

これも利点なんですが、お手入れ好きとしては少し寂しいような。

 

実はガラスレザーに最適なクリームも準備済みです。

詳細は後日、お手入れ記事にて。

お手入れ記事もアップしました。こちらからどうぞ↓

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ブラック・クッション・クレープの履き心地

ソールはブラック・クッション・クレープ。もちろんグッドイヤーウェルテッド製法です。

クッション性に富み、柔らかい履き心地。

ヒールの無いデザインがワークシューズ的でカジュアルに合わせやすいです。どんなときでもジーンズの私にとっては大事な所。

このソールは当時、郵便局員が庭の芝生を傷つけるのを防ぐ為に採用されたそうです。

どこまでも実用的ですね。

 

ポストマンのサイズ感

私の足のサイズは、足長:257mm 足囲:253mm 足幅106mm。

こちらはUS8/Dでジャストです。

ポストマンに使われている木型は#210。

レッドウィングの中ではドレスシューズに採用される事が多いラストで、タイトなフィッティングです。

試着の結果、普段通りのUS7.5は明らかに小さく、US8/Dに。

ベックマンなどで使用される#8のラストに比べハーフサイズ上げてジャストでした。

ただ、ポストマンは履き口までの高さが結構高いです。

私の場合、そのまま履くとくるぶしが履き口にガッツリあたって血だらけになってしまいました。ポストマン、恐るべし…笑

で、結局厚めのインソールを使用しています。

試着の際はこの辺も意識しておくべきですね。

追記:インソールを入れると踵に噛みつかれることが判明。インソール無しで強引に馴染ませる方向に…

まとめと着画

これからバンバン活躍してもらうつもりのレッドウィング・ポストマン。

丸みのあるフォルムとヒールの無いソールのおかげで、フォーマルになり過ぎない程よいカジュアルな雰囲気。

デニムにも相性抜群のオススメ短靴です。

経年変化が進めば報告します。

最後は着画を。ではまた!

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