前を見ないで足元のブーツを見て歩く…「ながらスマホ」ならぬ「ながらブーツ」。ブーツ好きならお馴染みの光景かと…笑
そんな通勤途中、最近気になっていたのが8190のヤレ具合。
黒光りすらしていたワックス加工直後とは大違いの、かすれたような色味。考えてみたらノーメンテのまま1年近く経過しています。
というのも、ワックス追加もするか、靴クリームのみにするか、クリーナーは使用するか…など、ワックス加工後ということでいつものメンテとは少勝手が々違うことになりそうで…
迷いが吹っ切れたわけではありませんが、登板回数が多いだけにそろそろしっかりメンテしてあげないと。
8190のワックス加工はこちらからどうぞ👇
丸洗いから一週間たった中古レッドウィング8190。前回の丸洗い編エントリーはこちら↓[sitecard subtitle=関連記事 url= https://ramshiruba.com/8190_roughtough_wa[…]
Redwing8190 現在の状態は…
さてさて週末です。早速ソールを洗浄して室内に運んできました。
外で見るよりは幾分ツヤ感があるように思えますね。
とはいえ、シャフトの部分はかなり乾いています。
「ラフ&タフ」レザーにワックス加工を施したこのブーツ。所有する中でも最強クラスのタフさを誇ります。なので出番といえばは雨や現場作業などダメージが大きい日ばかり。特に今年は雨の日が多かったですからね~。
1年ぶりのクリーニング。汚れは…?
まずは靴紐を外して馬毛ブラシでホコリを除去します。
普段から履いた後のブラッシングは欠かしませんが、タンの裏はこのタイミングでしか掃除できませんので念入りに。
で、やっぱりクリーナーを準備しました。
安心安全、M・モウブレイの「ステインリムーバー」です。
今回は加工時のワックスを完全に除去してしまわないよう、中性で弱めのこちらのクリーナーを選択しました。ワックス追加は来年の楽しみにとっておきます笑
クリーナーをウエスに染み込ませて、軽く拭きあげます。いつもは大した汚れも取れず終了するんですが…
汚っ!
まぁタフな環境で履かれてきた割に、大したメンテもせずに過ごしてきましたからねぇ。申し訳ない気持ちになります。
この後の雑巾水拭きは両足ともしっかり行って、クリーニング終了です。
見た目にそれほど変化はありませんが、あれだけの汚れが落ちたと思うと気分はスッキリ。気持ち良いもんです。
選んだクリームは コロニルシュプリームデラックス
クリームにも色々な選択肢はありますが、前回の仕上げにも使用した「コロニル シュプリームデラックス」にしました。
しっかり栄養分を補給できてツヤもかなり期待できるこのクリーム。さらにフッ素コーティングもされて防水性もアップとなれば、雨の日ブーツと化した8190に必要な要素がすべて詰まっています。
指で直接塗り広げますが、浸透性がかなり高いので広範囲をサッと塗るイメージ。
ワックスが邪魔をしそうな気がしていましたが、意外にもスーッと吸収されていきます。
そのまま全体に塗り込んだら、ハンドポリッシュで内部まで浸透するように擦りました。
写真右側がクリーム塗布後。ブラッシング前にも関わらずこのツヤ感。シュプリームデラックス、恐るべし。
同様に両足ともクリームを塗布したら豚毛ブラシでマッサージする様にブラッシングしていきます。
結構な力を入れて片足10分ほどかけてブラッシングしました。クリームの栄養分が浸透するように、熱を帯びるぐらい激しく擦るのがポイント。
さすがにコードバンを同じようにブラッシングするのは気が引けますが、「ラフ&タフ」レザーは元来バフがけされたオイルドヌバック。それはもうガシガシいけますよ笑
クリームが浸透するように30分ほど放置したあと、ネル生地ウエスで乾拭き。表面に残ったクリームの残滓を拭き取ります。
馬毛ブラシで仕上げのブラッシングをして、靴紐を通すと…
・
・
ジャーン!
メンテ完了です。
色味は1段濃くなって、アッパーは鉄器のように鈍く黒光りしています。前回のワックス加工直後の雰囲気がもどりました。
シャフト部分にも潤いが戻ったように見えます。ツヤは硬質なんですが、実際は柔らかいレザーのまま。良い質感です。
着画と「ラフ&タフ」レザーについて
自己満足全開のお楽しみ、着画タイムです。
足当たりの良いオイルドレザー系と比べても更に柔らかさを感じる「ラフ&タフ」レザー。個人的に柔軟性と耐久性を備えた傑作レザーだと思っています。
レッドウィングらしいこのシワ感は芯のあるレザーだからこそ。ただただ柔らかいだけでない、本物のワークブーツです。
履きシワの奥にうっすらと茶色が覗いているのが見えます。この茶芯のような奥深いコントラストも「ラフ&タフ」レザーの特徴。プレーントゥでも表情が豊かで飽きが来ません。
with / A.P.C. petitnewstandard
細めのデニムにも相性抜群で、いわゆる街履きにも当然違和感なし。これはまだまだ履き続けることになりそうです笑
まとめ
メンテの方法に迷いがあって、後回しになっていた8190。しっかりとお手入れできてひとまず安心です。
木型は#8で、どんな太さのジーンズにも合わせられる万能性もあるので、これからもガンガン履いて、どこへでも行くことでしょう。まぁこれまでと変わらず、タフな環境の場合が多いと思いますが…笑
さて次のソール交換はこのブーツになりそうで、今から色々と妄想中。ムフフ…それもまた楽しい時間です。
それではまた。