【ラフ&タフレザーのポテンシャルとは】レッドウィング8190を…丸洗い編!

またまた…買っちゃいました。レッドウィングのブーツです。型番は「8190

チャコールグレーという珍しいカラーのこのブーツ。お察しの通り、新品ではなく中古ブーツでして。

これまで何回もカートに入れたり出したりしながら、結局購入を後回しにしてきたモデルです。それがたまたま冬の賞与が入ったタイミングでセールで売られているこいつを発見。無事捕獲となりました。

実はいつかやってみたいと思っていた加工がありまして、もしかしたら後回しにしたまま暫く忘れていたこのブーツがそれにピッタリなんじゃ…というのが購入に至った理由です。

今回はこのブーツの紹介と加工前の丸洗いを記録しました。一緒に楽しんでもらえれば。

 

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カッパー・ラフ&タフ・レザーの魅力

このブーツの最大の特徴は何といってもアッパーに採用されているレザーです。

カッパー・ラフ&タフという名前のこのレザーに使用されているのは「ヌバック」と呼ばれる素材。

銀面を擦って毛羽立たせているため多少の傷も気にならないような質感。スムースレザーと違ってラフに扱えるレザーです。

カッパー・ラフアンドタフは、銀面(革の表面)をわずかに擦って加工し、オイルとワックスを加えたヌバック・レザーの一種です。独特のムラ感と、靴の仕上げ段階で加えられるシワ感を持っています。このレザーでつくられたブーツは、最初から履き込まれたブーツのような深みのある味わいを持っています。

出典:redwingonlinestore.jp

レッドウィング公式にもあるように、ヌバックにオイルとワックスを染み込ませた所謂「オイルド・ヌバック」の一種。

登山靴にも採用される素材で強度も文句なし。絶妙な色ムラもあって、ビンテージ感のある加工になっているのも魅力的です。

6インチのラウンドトゥ「8190」のみならず、ブラックスミスやアイアンレンジにも採用されているレザーで、とんでもなくカッコ良く履き込まれたエイジング写真が、ネット上にも溢れています。

出典:http://afine-toothcomb.blogspot.com/

このエイジング…もはや説明不要。卒倒しそうです。これを見てしまったらもう買うしかないですよね~。

 

届いた8190の状態は…

ネットショップでかなりお買い得な値段で手に入れた8190。

そのためどんな状態なのか結構不安でしたが、届いてみるとレザーのクラックや破れもなく、おおむね良好。ひとまず致命的な欠陥はなさそうです。

とはいえ、かなりの時間放置されていたのか油分が抜けてカッチカチです。

トゥ周辺にツヤが出てきていますが、これは油分が少なくて肌が突っ張っているような状態。求めているのはこういうツヤじゃないんですよね。

しっかり手入れされたレザーのしなやかさを伴ってないと話になりません。

バックショット。形はやや崩れていますが、まぁ一般的な中古靴の範囲といっていいレベルかと。

カッパー・ラフ&タフ・レザーは芯まで染められていないのもあって、チャコールの中に薄っすら茶色が見えるのが分かるでしょうか?

これが表情を豊かにさせる要因の一つ。エイジングもお手入れも楽しそうなレザーです。

 

ガシガシ洗える!さすがはラフ&タフ

今回は汚れと油分をクリアにして、次の工程に繋げるのが目的。ヌバック本来の毛羽立ちが確認出来れば最高なんですが…

という事で早速靴紐を解いてお風呂場へ。

今回もレクソルのレザークリーナーで洗っていきます。

まずはブーツが浸かる程度の深さがある容器に、レザークリーナーを泡立てるように希釈してドブ漬けです。

ちなみに接着剤に影響が少なく、かつ油分がしっかり落とせるようにと、40度前後のお湯を使用。浮き上がらないように重しを乗せて、このままじっくり浸け込みました。

数時間後、お湯はお見せできないような茶色に変色…笑

殆どが染料の色落ちだと思いますが、汚れも相当クリアになっているはずです。

今回は更に、引き揚げたブーツをタワシでガシガシ擦ります。スムースレザーではかなり勇気がいる行為ですが、この辺は「ラフアンドタフ」ということでワイルドにいきますよ~!

ハトメ回りについていた緑青も使い古した歯ブラシでゴシゴシこすり落としました。

仕上げにシャワーでしっかり濯いで完了。

型の矯正も兼ねて内側に新聞紙をパンパンに詰めて、部屋の外へ。

革は乾燥する過程で縮みが発生します。クラックなどトラブルも多い工程ですが、しっかり形を整えて干すことで型崩れもある程度回復させることができるので結構大事。

詰め物は最初のうちはこまめに交換、少しずつ交換までの時間を延ばしながらまずは丸1日、風通しの良い日陰で放置です。

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オイルアップと仕上げ

雨にも当たらず無事1日が経過しました。外は寒いので部屋の中に移動。結構さっぱりした、というより若干パサパサな印象です。

中はまだまだ湿った状態なんですが、クラック予防のためここで一旦オイルアップしておきます。

アップで見てもかなり色が薄くなったように思います。ツヤ感もゼロ。オイルドヌバックらしい表情かもしれません。色ムラもなかなか。

レクソルのレザーコンディショナーは、色味や質感を変えずに油分の補給ができる優れもの。何度もお世話になっています。

ヌバックらしさを保ったままオイルアップしたい今回も安心して使用できます。 パッサパサのラフタフレザーは面白いぐらいにオイルを吸っていきます。負けじとたっぷりと塗り込んでおきました。

で再び乾燥へ。この時期だと内部が完全に乾燥するまで1週間ほど必要ですが、革の乾燥具合を見ながら週の間でもう一度オイルアップしています。

乾燥が終わったのがコチラ。

一段色味が濃くなって、レザーもしなやかさを取り戻しました。

シットリとザラザラが混ざったような質感は独特です。アスファルトのような見た目ながらオイルドレザーらしい柔らかさ。良いですね。

加工しようと思っていましたが…う~ん。…ちょっと迷いが出てきています笑

 

トラクショントレッドソールの汚れには…

丸洗いの後、アッパーの状態には納得なんですが、眺めていると少しずつ気になってきたのがソールの側面。

洗ったときに溶け出した染料でしょうか。茶色っぽい汚れが付着しています。

白いトラクショントレッドソールの汚れ落としにはサンドペーパーが定番。#80~#120ぐらいの粗目で削っていきますが、今回は手元にあった#120で。

削りカスがヤバいので妻のいる身としては室内で行うのは自殺行為。再び寒空の外へ。

層状になったソールの風合いを壊さないよう横向きに擦っていくんですが、綺麗にしすぎると違和感が出そうなので、ほどほどに。

15分ほど削った後、濡れ雑巾でしっかり削りカスを拭って部屋内に持ち込みました。

ちょっと白くなりすぎた感もありますが、まぁOKでしょう。

 

まとめ

「カッパー・ラフ&タフ・レザー」は小傷も目立ちませんし、適度にオイルアップしてあげれば長く付き合える、ワークブーツらしいレザーです。

正直安く購入できたのもあって加工前提で進めてきたんですが、丸洗いとフルメンテした現在の状態がかなりのカッコよさ。このまま履き込むことも考えてしまいますね。

…いやいや!初志とは貫徹するもの!

というわけで次回は「ツヤツヤ加工編」です。それではまた。

後編「ワックス加工編」アップしました。こちらからどうぞ↓

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