【コバのドレス感も復活】Redwing9014をフルメンテ!!

Redwing直営にお願いしていた9014のハーフソール交換。ついに完了の連絡が入ったので、喜び勇んで引き取ってきました。

受け取った9014はなんだか表面がかなり乾燥している印象。しばらく店舗内で保管してあったせいでしょうか。

「こりゃ帰ってフルメンテだな」とか言いながら、我慢できずに公園で試着。

完全に履き馴染んだベックマンはやっぱり最高の履き心地なんですが、どうも見た目に違和感が残ります。

角度を変えて何枚か撮影。

う~ん。

あっ!

レザーソール!!

色がナチュラルに戻ってるやん!!!

最終的にグラインダを使って、張り替えたハーフソールの大きさを調整するでしょうし、その過程でコバインキは綺麗にはがれてしまったんでしょう。まぁちょっと考えれば当然なんですが。

これはいかん。一刻も早くフルメンテ+コバの着色をしないと落ち着きません。

スポンサーリンク

久々のフルメンテはアッパーから

結局1週間後の週末になってしまいましたが、自室でフルメンテ開始。お手入れ自体が久々なのでワクワクです。

シューレースを外してツリーを入れたら、まずはブラッシング。

続いてM・モウブレイのステインリムーバーでササっと汚れを拭き取りました。

さて本日の前半メインイベント、栄養補給はお馴染み「M・モウブレイ / デリケートクリーム」です。

今回はいつもより乾燥が進んでいる印象なので、たっぷりと投入してあげようと思います。

バックステイ周辺や羽根の付け根、ハトメ回りにはクラックが入りやすいイメージがあるので、念入りにヌリヌリ。

で、豚毛ブラシで…

うおりゃあぁぁ!!!

奥まで浸透させるつもりで強めにブラッシング。

明らかに革もモッチリして一安心です。

靴クリームは「サフィール / クレム1925」をチョイスしました。

先ほどのデリケートクリームで水分はたっぷり補給済み。油分と強めのツヤをプラスするイメージで。

スティッチは白いまま残したいので、全体は無色、つま先と踵のみ黒を入れていきます。

今度は化繊ブラシでゴシゴシ。少しずつ光り始める楽しい瞬間です。

そのままクリームが浸透する時間を放置して・・・

仕上げは乾拭き。

余分なクリームを拭き取ったら完成です。

ジャジャーン!

いつものモッチリ、ツヤツヤが帰ってきました。

毎年恒例のメンテ内容ですが、年々ツヤ感が増してきたように感じます。これもエイジングの効果なんでしょう。

 

本日のメインイベントはコバの着色と磨き

さて、アッパーのメンテナンスは完了。後はコバの着色です。

用意したのは以下の3点。

・コバインキ(茶)

・100均ローソク

・100均スプーン

コバが痛んでいれば紙ヤスリで整える必要があるんですが、今回は修理から帰ったばかりという事で割愛。

ベックマンといえどワークブーツなので、多少は荒々しい方がカッコ良い気もしますし。

ということで早速コバインキをヌリヌリ。

フタに付属されたフェルトで塗るんですが、これが結構ドボドボになりやすいんですよね。薄く何度も重ねる方が色ムラを抑えられるので、瓶の淵で軽く絞って塗っています。

実はこのコバインキ、独特の匂いがあって個人的には超苦手・・・最後までケアすれば気にならなくなるのでここは我慢の子。

さて、右足だけ塗り終えました。

ご覧の通りコバの色だけでブーツの雰囲気はガラリと変わります。どっしりと落ち着いた印象でいい感じです。

あとラバーソールまで塗っちゃってますが、細かい事は気にしません笑

両足とも塗り終えたら、インキが他につかないように新聞の上で10分ほど乾燥させました。

続いてローソクの出番。こいつでツヤ感を一段階引き上げます。

ゴリゴリと押し付けるように乗せていきます。

本来は凹凸を無くすためなのでしっかり覆う方がいいのでしょうが、ドレスシューズでも無いのでそこそこに。

プロなら電熱コテがありますが、一般人にはこれ。100均で手に入れた金属スプーンです。

同じく100均で購入したライターで熱してコテ代わりにします。この即席コテをロウまみれのコバに当てると・・・

ジュワァ・・・と溶け出して浸透していきます。気持ちいぃ・・・

これをアッパーには触れないように気を付けながら、何度も繰り返しながら両足とも完了。

表面に白く残ったロウは乾拭きで除去します。指の爪を使うように強く擦って出来るだけ綺麗にこそぎ落とします。

仕上げは色付きワックスを。

艶感や防水性のアップはもちろん、多少の色ムラも整える、大切な最終工程です。

私にとってはあのコバインキの匂いをサフィールの香りで上書きするのが最大の目的だったりします。

さて、シューレースを通して・・・

でで~ん!

艶と潤いを取り戻し黒光りするアッパー、それを縁取るダークブラウンに着色されたコバ・・・完璧な仕上がりです。

我慢できず履いて撮影。

黒/茶のタスランシューレースがダークブラウンのコバと調和して・・・やっぱこれですね!私が大好きな9014は。

いや~早く外で履きたくなってきましたっ。

 

まとめと着画タイム

初めてRedwinng純正修理を経験した今回。修理自体は文句のない出来ですが、ケアの部分は少々おざなりな印象。

まぁ、これぐらいでどうにかなるようなヤワなブーツではない、という事かもしれません。

実際メンテしてあげれば元通りのヌル艶が復活。さらにコバも着色して元のフェイバリットブーツに。

ナチュラルなコバも爽やかで良いんですが、私にとっての黒ベックマンはやっぱりこのバランスです。

旧品番のフェザーストーンは質感も最高!見てください、このくるぶしのシワ。たまらんですよ。

ようやく加水分解の心配がなくなった新生ベックマン9014。共に過ごす秋が今から楽しみで仕方ありません。

外での着画は秋のエイジングレポートで披露できそうです。それではまた。

関連記事

どんなコーデでも邪魔をせず、足元を引き締めてくれる黒ブーツ。普段からついつい頼り気味になっています。所有数も徐々に増えて、現在はレッドウィングだけでも3足を数えるように。ただ、一言「黒」と言ってもその色合いは様々。そ[…]

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!