【やっぱりストレートチップにはツヤが無いと!】Paraboot neuilly のお手入れ

すでに大人カジュアルの定番としてある種、絶対的なポジションを確保している感もある「パラブーツ」。

その中で私が所有しているのは「ヌイイ」というモデルで、ストレートチップの7インチブーツです。

大人のカジュアル靴の定番として紹介される事も多いparaboot。中でもシャンボードの人気は陰る気配がありません。そんなブランドのストレートチップブーツ、「neuilly」。かなりのお気に入りです。初見では絶対読めない「ヌイイ」という名前の[…]

当時8万円ほどで購入した私にとってスペシャルな靴で、その値段とお気に入り過ぎることで出番は少なめ。外で履く時間より、ブラッシングと眺めてる時間のほうが多いぐらいです笑

とはいえ前回のメンテから1年ほど経過。憧れのAldenも手に入れたのもあって、今シーズンは何度か登板させるつもりです。

ということでここら辺でしっかりメンテしていこうと思います。

 

 

スポンサーリンク

メンテ前。結構良い状態ですが

全く履かない夏場でも、欠かさず行ったブラッシングのおかげで悪くない状態です。

アッパーに使用されているリスレザーは油分の多いオイルドレザー。ドレスシューズらしくないこの革のおかげで、タフでラギットなワークブーツの雰囲気も持ち合わせています。

まぁ離れて見る分にはどこにも問題はなさそうに見えますが

近づいてみるとこのとおり。ハトメやフックの周りに緑青が出てきています。緑青は真鍮や銅の錆。レッドウィングなんかのワークブーツでよく見ますね。

このあたりもきれいにしていこうと思います。

 

クリーニングとメンテの方針

いつものようにステインリムーバーとタオル拭きで全体をすっぴんにしていきます。この工程があとのクリームのノリに大きく影響するような気がしています。丁寧に丁寧に

で、完成したのがこちら。

ハトメ回りはつまようじを使って緑青を掻き出しました。

使い古した歯ブラシも併用してご覧のように気持ちいいくらいきれいになりました。

内包している油分のおかげかそれほどマットにもならず、アッパーは相変わらず鈍いツヤを放っていますね。

緑色のタグは色付きのクリームで染まらないように、マスキングテープで保護しています。

さぁ準備万端です。

今回はストレートチップらしくトゥを少し光らせたいと思っています。ただカジュアルに合う程度、あくまでも控え目に。

 

とりあえず普通にメンテナンス

まずは栄養補給に安心安全、安定のデリケートクリームを。

全体に馴染ませた後はいつもの。

ギラっとしたツヤが売りのクレム1925。今回は赤味をプラスしたいのでバーガンディをチョイスしました。

指で直接塗っていきます。

化繊ブラシで全体に塗り広げて完成。

うん。いい仕上がりです。

ただ、いつも通り。全体的にツヤがあってこれで完了でも全然良いんですが、今回のテーマはトゥの輝き。

もうひと手間加えましょう。

 

クレムのみで鏡面も可能!?

先日のインスタライブ。サフィールジャパンの公式チャンネルで紹介されていた方法です。

「クレム」+「水研ぎ」で柔らかいツヤの鏡面磨きができるらしい。しかもシワの部分に塗り込んでもワックスのように割れる事も無いので全体に塗ることも可能とか。

これはやるしかないでしょう。

ということで早速。

用意したのは磨き用のネル生地と少量の水。クレムを追加しながら塗り重ねていくだけ。

ワックスとよく似た成分の油性クリームのクレムならではの方法です。ただ柔らかいクレムは層にはなりにくく、内側に届けるように塗り込んでいくそうです。

これは楽しそう!

で、磨き始めて1時間ほど。

ジャーン!

あ、あれ?

先ほどとの違いが全く判りません笑

実は何度塗り込んでもあまりにも様子が変わらないのでもう諦めました鏡面磨きもやったことのないワークブーツファンにとってはなかなか難しいですね。

ただここまできたら何とか光らせたい気持ちが。

 

はじめてのワックスを!

ということでほんの少~しだけワックスを使用することに。

以前コバの仕上げ用に購入していた「KIWI Paradegloss パレードグロス」。よく光る事で定評があります。ワックスの乾き具合もちょうどいいぐらい。

塗布するのはトゥの先端とヒールにほんの少しだけ。磨き用のネル生地で乾拭きしていきます。

写真では分かりにくいんですが、ものの5分で簡単に光りました。さすがは固形ワックス。鏡面磨きをされる方ならまだまだここから更に磨くんでしょうが、カジュアルで使うならこのぐらい控え目のほうが良いかと。

後ろ姿。ヒール部分もギラギラしない程度。良い感じ。

靴紐を通して無事完成!やっぱり靴紐を通すと雰囲気が締まりますね。

トゥはもう少し光らせても良かったかもしれませんが、全体のバランスはとれているんではないでしょうか。大満足です。

 

で早速足入れ。相変わらずシュポっと音がする完全なジャストサイズ。

少し赤っぽさがプラスされたような

 

まとめと着画

実は今回ヌイイのメンテを思い立ったのは、「クレムのみで鏡面磨き」がどうしてもやりたくなったというのが真相でして。

結局クレムのみで光らせるのはあきらめてワックスに頼る始末。まぁ反省はしてないんですけどね笑

カジュアル使いとはいえストレートチップは多少でも光っているほうがかっこいい!というのが今の私の気分。

今回も思った通りの仕上がりに大満足です。

最後は着画タイム。それではまた。

with  Apc / Petit new standard

 

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!