夏に大活躍の無地Tシャツ。前回はramshiruba流の「大人Tシャツの条件」についてお話ししました。
夏服の定番といえばやはり半袖Tシャツ。ですが、モデルさんの着こなしに憧れて購入したものの、自分が着たらイマイチ…なんて経験はありませんか?誰もが着た事のある身近な存在ですが、シンプルな分だけ着用者側の体型が大きく影響するため、同[…]
今回は私がこれまでに購入したアイテムを、生地感やコストパフォーマンスの目線からご紹介していきます。今後の購入の目安にして頂ければ。
UNIQLO/スーピマコットンTシャツ
まずは日本の国民服ユニクロから。
日本中のどこでも手に入れられるお手軽さから、今回基準にするのにピッタリかなと。
私のお気に入りはスーピマコットンTシャツです。
スーピマコットンとは繊維長の長い高級綿の一種。程よい光沢があってその分大人っぽさを感じます。
縫製の解れなどは無くさすがのユニクロ品質ですが、生地は薄さが残念。何度も洗濯に耐えるような堅牢性はありません。
お値段は¥1000とちょっとお高めなのでオススメはワゴンセール。¥500を切れば買い時かも。
着用時はこんな感じ。丈感が少し長めですがそれ以外はジャストフィット。
DALUC/5.0oz スタンダード無地半袖TシャツDM030
いきなり本命です笑
今1番のお気に入り。5オンスの生地は厚すぎず、薄すぎず、堅牢さと着やすさのバランスが抜群です。カラーによってはやや光沢がある生地で、大人Tシャツの条件もクリア。
また、無地Tシャツはアメリカンサイズが多い中、細身で日本人にもフィットしやすいシルエットなのも◎
お値段は1枚¥500〜¥700程と驚異的なコストパフォーマンス。素材は綿100%のコーマ糸でカラーは40種類。
コーマ糸とは「コーマ通し」と呼ばれる表面の不要な繊維を削ぎ落とす工程を経たもので、一般的に「比較的細い糸で高価、毛羽が少ないので光沢があり、やわらかな風合いが特徴」といわれています。
正直このTシャツを推す為にこの記事を書いたといっても過言ではないかも。現時点では最もオススメ!
着用時のイメージ。ユニクロと比べると着丈が少し短めで、全体的にハリがある印象。同サイズで問題無いかと。
⇒この後の洗濯で耐久性に不満が…ガンガン着るには少々頼りないやつです。
UnitedAthle/ユナイテッドアスレ ヘビーウェイトTシャツ
無地Tシャツの大御所ユナイテッドアスレ。生地の厚みも4オンスから7オンスと幅広くラインナップされ、カラー数も50色以上とダントツ。
所有しているのは5オンスのものと6.2オンスのヘビーウェイトと呼ばれる厚手のもの。
生地はセミコーマ糸を使用し、上のダルクやユニクロに比べると多少ザラッとした生地感。意外にも国内メーカーです。
特長はそのタフさ。首周りは2重に縫製された「ダブルステッチ」が採用されるなど、何シーズンも洗濯に耐えることができます。ちなみに私は色褪せたものはパジャマにします。購入から最長のものは7年経過していますが首元がダルッとなる事はありません。恐るべし・・・
ただシルエットは少し太めで袖口も広く、体格の良い人向けかも知れません。また襟口もかなり詰まっている印象で、細身の私が着ると体操服のような少し田舎臭いイメージになってしまいます。
価格はオンスによってバラつきがありますが、5オンスで1枚¥500〜¥700程。
かなり耐久性があるので、作業服などでガンガン洗濯するような使い方がオススメです。
UnitedAthle/ユナイテッドアスレ 4.4オンス トライブレンド
コットン・ポリエステル・レーヨンの3種類の糸をブレンドした素材で作られた生地を使用したTシャツ。
綿のTシャツとの違いは圧倒的な生地の柔らかさ。ふわっとした肌触りで綿100%とは違った気持ちよさがあります。素材のおかげか4.4オンスの生地の薄さは気になりません。
シルエットは通常のユナイテッドアスレに比べて細身なものの着用時は生地が柔らかい分、ストンと下に落ちるイメージで、見た目も霜降り調になってリラックスした雰囲気が醸し出されます。
着ていても楽なのでもっぱら部屋着として活躍中。
ただ問題は耐久性。綿であれば洗濯すればシャキッとすることもありますがこの素材だとそれも期待できません。
価格は\700~\1000ほどで若干高めですし、う~ん、オススメ度は低目かな。
FRUIT OF THE LOOM / フルーツオブザルーム J3930HD 4.8オンス
アメカジ好きには名の通った米国アパレルメーカー。ここのTシャツしか着ないと宣言する猛者も多数います。
私が購入したのはJ3930HDという品番の日本企画モノ。
「アメリカンTシャツらしいオープンエンド糸を使用したドライタッチな生地と、日本人に最適なサイズ感をミックスしたジャパンリミテッドのTシャツ」っていわれたら買うしかないでしょう。
ただ結果的には失敗です。細身のシルエットと軽めのオンスに、アメリカンTシャツらしいオープンエンド糸は絶望的に合いません。ただの安物Tシャツの風合いになってしまいました。
ということで、こちらの品番はオススメしません。購入するならしっかりとしたオンスのものを。
⇒こちらは洗濯で生地が詰まってかなり良い感じに。
その他のメーカーについて
購入したものの、どうもしっくりこなかった不遇の無地Tをご紹介。
PrintStar /プリントスター 6.6oz
タイトに着る為に身幅に合わせてワンサイズ落として購入しましたが、小さすぎて出番なし。シルエットはユナイテッドアスレに似たイメージですが、もっとザラ感の強い生地。
cross&stitch / クロス&ステッチ オープンエンド
送料を浮かす為に妻の作業着として勝手に購入。これが生地のザラ感は一番ですね。作りはかなりしっかりしています。ただ妻には必要ないと断られましたので、出番なし。
truss /トラス 5.6oz ヘビーウェイト
リングスパン糸を使用した生地で、生地のざらつきはユナイテッドアスレに良く似た感じ。襟口の開きも良い塩梅で、サイズ間違いが無ければいい選択だったかもしれません。
LIFEMAX / ライフマックス 5.3oz
やや荒さが目立つ生地感。ゆったりとしたシルエット。特筆する事もない普通の肌着。
この中で再購入の可能性があるとしたら、cross&stitch でしょうか。オープンエンド糸の質感はアメリカンTシャツに憧れた10代の頃を思い出します。
まとめ
前回とあわせ2回にわたりTシャツについてお話してきましたが如何だったでしょうか?
Tシャツはサイズ感が1番重要だと思っていますが、体型も体格も人それぞれ。ご自身に似合うTシャツは結局色々着てみないと出会えないかもしれません。
ただし、ここで紹介したものはどれも\1000以下。失敗しても部屋着として活躍できますし、ぜひ色々と試してあなたにとって最高のTシャツを探していただければ。
私にとって最高のTシャツは「DALUCの5.0ozTシャツDM030」です。今のところは笑
最後は外での着画です。それではまた。

DALUC/5.0oz スタンダード無地半袖TシャツDM030