以前からボンヤリと欲しいと思っていた黒のモックトゥ。ブラブラしてる時に古着屋で発見。値段も格安でしたので、サイズ確認、試着、即購入。
レッドウィングと比べ地味なブランドイメージのチペワのブーツ。
リユース品を半年ほど履いた感想や、アイリッシュセッターとの比較を織り交ぜながら紹介します。
チペワブランド紹介
1901年にアメリカで創業されたチペワ。チペワインディアンが居住していたウィスコンシン州チペワ・フォールで創業された事から名付けられたそうです。
林業に従事する労働者の足を守るロガーブーツ製造からスタートし、1950年代のアウトドアブームの流れにのり、世界的な知名度と人気を獲得しました。
現在もアメリカでの生産を続けており、レッドウィングと並ぶアメカジの定番ブーツと認知されています。
全体像と経年変化
まずは現在の状態です。
かなりヤレ感が出ています。
購入時は長い間放置されていたのか、アッパーはかなり硬くなっていました。薄く汚れもあったので、丸洗いしてオイルを多めに入れました。
後ろから。
かかとの減りも多少ありますが、まだまだ履けそうです。
で、プリント黒タグです。調べてみると70-80年代の製造らしいですが、そこまで古いモノには見えないけどなぁ…
ソールはビブラム社製4014、通称ホワイトソールです。アッパーの雰囲気に良く合っています。
チペワモックトゥとアイリッシュセッターとのディテール比較
オイルドレザーという事で、レッドウィングのアイリッシュセッターのようなモチモチ感を期待していましたが、結構硬めです。もっとオイルを入れてあげてもいいかも。新品の時の質感が分からないので評価は難しいですね。現状では圧倒的にアイリッシュセッターに軍配があがります。
履き口はレッドウィング同様パイピング処理がされていますが、チペワの方が厚く、太くなっています。ソールもよく似たホワイトソール。濃茶のウェルトの色合いがお気に入りです。ココが薄い色だとカジュアル過ぎてしまうイメージ。この辺はチペワの方が好みです。
レッドウィングとはモカ縫いの種類が違います。アイリッシュセッターは合わせモカと呼ばれる、縫い合わせが見えるタイプ。こちらのチペワはかぶせモカと呼ばれ、縫い合わせが見えないタイプです。
合わせモカはワイルドなイメージがあって、ワークブーツに良く合うんですが、モカ割れが起こりやすいので、個人的にはあまり好きじゃないです…
トゥの部分の高さにかなり差がありますね。この角度が分かりやすいかな。
アイリッシュセッターの方が0.5センチほど高くボリュームがあります。より丸くカジュアルな印象です。
何となくチペワの方が履いた感じがしっくりきていましたが、これで附に落ちました。レッドウィングよりシュッとしてるような…ここの差が印象に大きく影響してそうです。
ハイトの高さはハーフサイズ違うので、チペワの方が1cmほど高いです。またウェルトの下、ミッドソールの一部だと思いますがチペワは染色して茶色部分が大き目。どちらも微妙な差ではありますが、外観の印象に影響を与えていそうです。ちなみに個人的にはチペワ派。
チペワモックトゥとアイリッシュセッターとのサイズ感。履き心地の比較
私の足のサイズは
足長:255mm 足囲:243mm 足幅98mm
所有するアイリッシュセッターは7.5E
一方チペワモックトゥは8E
ですが、サイズ感は同等か、チペワの方が少し小さく感じます。近年のレッドウィングはインソールの使用を前提にしておりハーフサイズぐらい大きくなっていると聞いた事があります。年代の差もあるんでしょうか?
同じようなホワイトソールですが、履き心地は少し違います。アイリッシュセッターが柔らかくクッション性が高いのに比べ、チペワはどちらかというと硬めでブーツらしい履き心地。一概にどっちが良いとは言い切れませんが、これも経年変化の結果かも知れません。
ブーツの丸洗いについて
基本的に中古品のブーツは丸洗いしてから使用しています。その方が気持ち良く履けますから。
機会があればこのブログでも紹介できればと思っています。
ただ今回は少し失敗しまして…
インディアン崩壊…泣
もともと乾燥気味だったものをろくなケアもせずにゴシゴシ洗ったせいです。さすがに大胆にやり過ぎました。乾燥させた後、たっぷりとオイルアップして何とか現状維持しています。
これまで何度か丸洗いしてますが、結構無茶しても成功してたので完全に油断してましたね。
皆様、濡れた状態のオイルドレザーを強く擦るのはやめときましょう笑
まとめ
トラブルもありながら、丸洗いもして愛着が湧いたチペワのモックトゥ。ザ・ワークブーツな見た目ですが意外とスタイリッシュ。
白いソールのおかげで春でも履けそうです。
ダメになったら新品を買い直そうと思えるくらいお気に入りです。
最後は着画を。ではまた!