ダメージたっぷりの染め替え後。革のケアが大事
染め替えから丸一日、ベランダでしっかり乾燥させて、部屋の中へ移動させてきました。
注目の仕上がりは・・・
え、
汚っ!!!!
ギラギラは多少収まったような気もしますが、かわりにムラがひどいことになっています。
汚っ!!!
とりあえず、革もガッサガサに乾いているので…
信頼のデリケートクリームで保革タイム。
いつもより多めに。2倍ぐらいの量をヌリヌリ。あっという間に吸い込むように馴染んでいきます。
おぉ。だいぶ色ムラは無くなりましたね。
そういえばアイリッシュセッターの染め替えの時もデリクリを塗れば落ち着いたような気がします。ただ・・・
トゥにはスピランの黒がうまく入らなかった部分があるようで、下地が見えちゃってます。ちょっと脱色が甘かったでしょうか。
ここは油分の補給もかねて、さらに補色していこうと思います。
染料ベースの「クレム1925」。
これもちょっと多めに押し込むように、全体に塗っていきます。
で・・・
ちょ、ちょ、ちょ、
なんこれっ!!!
どんどんハゲが広がってきました。もうさすがに礼服に合わせられるレベルじゃないですね・・・
仕方ないので黒ワックスで隠しました。クサいもののはフタの精神。
何とか、なんとか黒靴になってくれそうです。
全体にも薄くワックスを入れて色を整えました。どうでしょう。黒にしか見えませんよね?ね?
ここまで一日半。やっとゴールが見えてきました。
仕上げと着画・・・と、問題発生っ!?
靴紐も黒の平紐に交換して・・・
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・
完成です!
一時は心がが折れそうになりましたが、何とか黒の内羽根ストレートチップ、形になりました。
ただ・・・
全体的に赤味が残っているというか、光の加減で焦げ茶色のように見えなくも無いんですよね。
早速履いて撮影。
予想通りかなりフォーマル。少なくてもジーンズに合わせるような靴ではないですね笑
木型が日本人にあっているのか、高級靴とはこういうものなのか、吸い付くような履き心地はさすがのシェットランドフォックスです。
室内で履いた限りでは「黒ストチ」にしか見えないんですが、この靴を履いてる私を見た妻が一言。
「焦げ茶やな」
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・・・あ、やっぱり!?
スピランの黒は赤味が強いという評判ですし、そもそも下地の茶色が隠れ切っていないのも影響しているのかもしれません。
で、日光の下、屋外で撮影してみるとこの通り。
トゥキャップ、羽根の付け根、やっぱり下地が見えちゃってます・・・
ワークブーツならこのムラ感もアジがあってカッコ良いんですが、ドレスシューズだとさすがにマズイかな。
あぁ、高級靴ということで遠慮がちな色抜きになったことがモロに影響していそう。反省。
まとめ
これはリベンジ必至です。
革の質感、履き心地、靴のシルエット、これはもう100点と言っていいぐらい素晴らしい靴。このままお蔵入りさせるわけにはいきません。
ただもう一度アセトンで色抜きから・・・って結構、時間と気合が必要なんですよね。今度は最後まで集中力を持って臨まないと。
少し鋭気を養って、心技体をしっかり整えてから再チャレンジする予定。
それではまた。
前回、苦労して黒靴へ染め替えた「シェットランドフォックス アバディーン」。でしたが・・・下地が見えてたり、そもそも茶色っぽさが残っていたりと、どうにも納得いかない出来栄えに。https://ramshiruba.com/sh[…]
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