暖かくなってきました。
そろそろブーツも休眠期間に入る時期です。
ま、私は履くんですけどね笑(謎の自慢)
今日は半年間バリバリ履きまくったRedwingのベックマンをフルメンテ。
ベックマンに採用されているフェザーストーンレザーは、ワークブーツらしくない硬質な艶感が魅力です。
公式でも靴クリームでのお手入れが推奨されるドレス系のレザー。
・・・ですが、今回はコイツにオイルをたっぷり補給する計画。
さてさて、どうなることやら。
半年間のエイジングを実感
靴底を掃除して室内へ移動させました。
多いときは週2回、通勤にも活躍しているベックマン。ワークブーツらしい雰囲気が出てきました。
湿気が増していく時期ですし、普段ならオイルアップはちょっと気が引けるんですが、状態が気になる今回は特別。
これが問題の箇所。
乾燥しているのが原因なのか、表面が割れているようにも見えます。
小雨ぐらいだと気にもせず履きまくってましたからね~。
もともと小さい皴が集まるシワが出る革質の問題もあるんですが、このまま本当のクラックに繫がらないか、心配になる見た目です。
すでにワークブーツとして付き合う事を心に決めているベックマン。
いっそ思いっきりオイルアップして、プルプルのお肌にしてあげよう、というのが今日の目標です。
いつものクリーニングを
まずは靴紐を外して馬毛ブラシでホコリ落としです。
ブラッシングは普段からやってますが、靴紐を外すのはこのフルメンテの時だけ。
レースステイの裏に溜まったホコリも丁寧に掻き出します。
で、お次はクリーナー。
今回も「Boot black / トゥフェイスプラスローション」で。
油性の汚れも水性の汚れも落とせる、とのことでワークブーツ系はコイツに頼ることが多くなってきました。
適量をウエスに取って優しく拭きあげていきます。
このあと更にお湯で濡らしたタオルで全体を拭いて・・・
はい、すっぴんベックマンさん。
こうやってシューレースの無い姿を眺めるのも良いですね。ベロに刻まれた経年変化にテンションが上がります。
今日の本題、ベックマンの「オイルアップ」
と、その前に。
「M.Mowbray / デリケートクリーム」
今回はオイルアップということで、コイツを使うかどうか迷ったんですが、逆に使わないと不安になる私の大定番です。
指で直接塗り込むとしっかり吸収されていくのが分かります。
あわよくばこれでシットリフワフワに・・・
なりませんでしたっ笑
というわけでコイツの出番。
「Boot black / Rich moisture」
トロっとした高級オイル。浸透性も高く、コードバンすらふっくら仕上げます。
以前染め替えで大ダメージを負った革靴を、一気によみがえらせてくれた、私の秘密兵器。
オイルなので、入れすぎると革が柔らかくなって型崩れの原因になりますし、革の色も濃くなってしまいます。
適量を守るのが大切。
これをねぇ・・・
こうしてやりますわ!!!
大技、瓶を逆さにして直塗り。
このままお前をオイルドレザーにしてやろうか、って感じ。
勢いって大切ですよね。
はい、油まみれベックマンさん。
乾燥してるわりに、思ったより吸収していかない印象です。しばらく油分が表面にとどまっています。
この辺がアイアンレンジなどのナチュラル系の革とは違うところ。
このまま丸一日放置して、内部に浸透するのを待ちましょう。
オイルアップの効果は・・・?
翌朝、油ぬりぬりベックマンの状態を確認。
お、ちゃんとヌルヌルがなくなっています。
我が家の猫様が舐めたのでなければ、革がちゃんと吸収してくれたようですね。
豚毛ブラシでゴシゴシして、
ウエスで残ったオイルをしっかり拭き取り。
はい、オイルアップ後ベックマンさん。
・・・いや、変わらんのかいっ。
確かに、ヌルっとした質感だったり、革のふっくら感は増してはいるんですが、肝心のシワ部分の印象はほとんど変わりません。
原因は乾燥よりも本来の革質ということだったんでしょうね。
気を取り直して、ベックマンらしい艶感をクリームでプラスします。
「Collonil / 1909シュプリームクリーム」
すでに油分はたっぷり入っていますので、今回は薄~く。
しっかりウエスで乾拭きをして、
靴紐を通して・・・
じゃん!!
ベックマンのオイルアップ計画、完遂です。
期待していたほど見た目に大きな変化はありませんでしたが、オイルのおかげか、奥から鈍く光るツヤも出てきました。
オイルを入れるので、色味が濃くなる事も覚悟していたんですが、それもあまり変化は無さそう。
気になっていた履きシワは少し改善した、と思っておきます笑
まぁ、ガッツリとオイルをいれたので、しばらくはクラックを気にしなくても良い、という安心感はありますね。
ヌル艶ベックマンの着画タイム
さぁ行きましょう。恒例の着画タイム!
細身のヌーディジーンズと。
ワーク一辺倒ではないスタイルの良さがベックマンの最大の魅力。
こういうスキニー系のパンツにもよく合います。
くるぶしから伸びるシャフトのシワ。
やはり硬質というか、パリッとした雰囲気がありますね。
トゥがもっと傷だらけになって、全体がくたびれてきたら更にカッコ良さが増す、と確信しています。
いやぁ~、まだまだ成長を楽しめそうです。
まとめ
オイルをドボドボに入れて、ワークブーツらしさを強調しようとした今回のフルメンテ。
思ったような変化は起きませんでしたが、半年ぶりのケアとしては十分かな、と。
これから気温が上がってくる季節ですが、まだまだ履き続けるつもりなので、エイジングも更に進化を続けるはず。
その辺は引き続きエイジングレポートでもアップしていきますので、ぜひ変化をご覧いただければ。
それでは、また。
き、き、来ました!我が家で5足目となるレッドウィング。先日開催されたamazonプライムデーの戦利品です。今年に入って購入した靴はAldenの2足。自分の中では日常的に履く靴ではなく、どちらかというとキレイに履いてい[…]