【生まれ変わったベックマン!!】Redwing “beckman”9422のススメ!!

久しぶりのこの箱です。大人がテンション爆上げする宝箱、Redwing製。

本日届いたばかりの出来立てホカホカ。

 

ということは…

もちろんコイツです。

 

・・・

新生ベックマン!!

選んだのは「シガー・エクスカリバー」です。

 

いや~待ちましたよ。

生産終了から何年たったのでしょう。私のブーツライフはネットで見たBeckmanから始まっています。

既に黒とブラックチェリーの2色を所有しているんですが、それでも手を出さずにはいられなかったのは、創業者の名を冠するブーツなら間違いなくスペシャルな仕様になる、という期待から。

さぁ、どんな仕上がりになっているのか、ワクワクが止まりません!

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そこまで?!まさに仕様変更の嵐!

販売開始に気づいたのは金曜日。その時点で在庫はほとんどなくなっていました。…恐るべしベックマン。

週末に現地まで試着に行こうとすれば既に売り切れの可能性もあります。

「ボヤボヤしてたらまた買いそびれる…」そんな恐怖も手伝って、下調べもほとんどなくその場でポチっとした私。だって多少のマイナーチェンジがあろうと、あの「ベックマン」ですから。

 

届いたブーツはそんな甘い考えを根底からなぎ倒すような仕様変更の嵐でした。

 

シューレースの変更

箱から出して一番最初に目に留まったのはコレ。

丸紐です。

これは私がプチカスタムとか言って気に入っている仕様。黒と茶のタスランシューレースですね。

今もうちのベックマン達はこの靴紐です。

まぁ、…うん。

合うのは間違いないんですけどね。

今回はクラシックワークにしたくて「シガー」を選んだのですが…

あ、一応平紐も付属しているんですね。ふぅ~。OK、OK.

 

スピードフックを採用

旧ベックマンではすべてハトメでしたが、上部3個がフックに変更されています。

これで履き脱ぎの利便性は超アップ。

ですが、デメリットも勿論ありまして…それは後程。

 

エクスカリバーレザーとは?

ここはかなり大きな変更ですね。

アッパーのレザーがこれまでの「フェザーストーン」から「エクスカリバー」に変わりました。

基準が高すぎて原皮の5%しか採用されないと言われていたフェザーストーン。ワークブーツらしからぬ油分が少なめのスムースレザー。旧ベックマンはギラっとした艶で特別感がありました。

今回のエクスカリバーレザーとは…

プルアップレザーですね。油分を豊富に含んだオイルレザーの一種。

肌理も特別繊細という訳でもない(どちらかというと荒々しい)ですが、しっかりバフ掛けされているのか艶が感じられます。ただ柔らかなオイルドレザーらしいツヤで、率直に言うとかなりワークブーツらしい革。

クロムエクセルに近い特長ですが、クロムエクセルの方がシットリしていて自然です。エクスカリバーレザーは少し加工感がある感じ。

どちらにしろフェザーストーンの印象とは相当違いますね。これは評価がわかれる所かも。

 

 ソールはグロコード

初期型ベックマンでは加水分解が問題になったベックマンソールですが、今回はフラットボックスでも採用されるグロコードになっています。

実際にコードが練り込まれているのか分かりませんが、耐久性には定評のあるソール。

これまでのラグソール系と比べると凹凸が少なく、すっきりした印象になっています。

 

ベックマン比べて

木型は224番!

ここからは旧ベックマン(9411)と比べていきます。

真上から撮影しました。新型は明らかに細身なのが分かりますね。

木型は安定の8番から224番に変更されています。

あまり聞きなれない224番ラスト。かつてベックマンチャッカブーツなんかに採用されていましたが、現行で同じ木型のモデルはありません。

サイズ感は後述しますが、公式サイトでも8番ラストから0.5cm上のサイズが推奨されています

 

意外とドレッシー?

これまではワークブーツ感を強調した変更が多かった新生ベックマンでしたが…

正面から見るとかなりスッキリ、かなりドレッシーに見えますね。

木型が変わったのもあるんですが、ソールが薄くなった影響が大きいように感じます。

ダブルのレザーミッド構造がシングルに変わっています。

バックショットでもレザーのミッドソールの薄さが分かります。

ふくらみも抑えられた小ぶりなヒール部分。シュッとしていますね笑

 

インソックはクッション付き

インソールにも変更が加えられています。

今回の新生ベックマンにはかかと部分にクッション性のある「ポロンフォーム」の薄い層が追加されているんです。

これが個人的にはこれがかなり好印象

ほんの少しの差なんですが、踵への負担は雲泥の差。履き心地は劇的アップです。

 

履いてみた感想とサイズ感

私の足のサイズは実寸で足長:257mm 足囲:253mm 足幅106mm

旧型ベックマンはUS7.5でジャストでした。正確に言うと初期型の9014は「やや余裕あり」、後期の9411は「タイト目のジャスト」。

今回購入したのはUS8.0で、公式の警告どおりハーフサイズアップしてみました。

 

とはいえ、試着無しの通販。コワイ…

…緊張の足入れ。

 

よ~し!

ピッタリ。

幅は少しタイトに感じられますが履き込めばまず問題ないレベルでしょう。ただ、少し羽根が広めに開いている印象。甲高の方は気を付けないといけないかも。

噂通りの細身ラストですね。

ハーフサイズ上げたのもあって、余計細長く映ります。

オイルドレザーでもアンバーハーネスなんかとは違って、最初からしっかりと艶があるのがわかります。

ただフェザーストーンのようにエイジングで退色するというより、オイルレザーらしく色味が濃くなっていく感じでしょうか。まぁそれはこれからのお楽しみです。

そうそう、スピードフックと言えば…

この菊座の跡。

ちょっと試着しただけでこれですからね。近いうちにしっかりキズになるのは間違いありません。

 

まとめ

待ちに待ったベックマンブーツの復活。日本に数多いる大ファンの一人として、祝わずにはいられません。

ただ、単純な復刻とはならなかった、というのは事実で、「これはもはや別物のブーツでは?」と思わないこともありません。

定番のワークテイストにスペシャルなレザーをプラスした、「最上級のプレーン」だったのがこれまでのベックマンなら、特別で美しいラストにRedwingらしいワークテイストをプラスしたのが新生ベックマン、というのが個人的な感想。

間違いなくエイジングの方向性は違ってくるでしょうし、評価はそれからでしょうね。

さぁお次はプレメンテ。靴紐も平紐にするか迷い中。ぜひ次回もお楽しみに。最後はベックマン3兄弟で。

それではまた。

【新生ベックマンを履く!】Redwing “beckman”9422のススメ!!②

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