禁断のオイル投入も・・・Redwing 9014 beckman お手入れ日記①

昨年末の一斉メンテ以降、2ヶ月ちょっと。登板回数は10回もいってないかな。いつもならまだまだ履き込んでからのお手入れですが、つい気分が盛り上がってしまったので。

今回のお相手は、レッドウィング9014”ベックマン

 

 

このフェザーストーンレザーにramshiruba的フルメンテを施します!

 

 

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お手入れ前のベックマンと準備

はい、全く手入れの必要が無い、いいコンディション

とりあえずそこは棚に上げておくとして、準備を進めましょう。

靴紐をすべてはずし、シューツリーを入れて形を整えます。

タンに刻まれたシワがたまらないですよね(自己満足)

 

クリーニング

いつものとおり、ホコリ落とし用の馬毛ブラシでタンの裏も入念にブラッシング。

で、おなじみのM.モウブレイ・ステインリムーバー。

適量をウエスにとって、スリスリと革表面の汚れを除去していきます。

仕上げはramshiruba流、濡れタオル拭き。

熱めのお湯を絞ったタオルで軽く拭きあげていきます。強く擦らないよう注意しましょう。

内部に溜まった汚れたオイル分を浮き立たせるイメージ。

無事、きれいなスッピンとなりました。写真では分かりにくいですね・・・

私が一番大事にしている工程はこのクリーニング作業です。しっかりと古いクリームを取り除かないと、新しいクリームのノリが悪くなって艶が出ないように感じます。

 

クリームの塗布

まずは基本、M.モウブレイ・デリケートクリームで栄養補給。指で直接塗りこんでいきます。

次にタイトルの通り油分の補給、レクソル・レザーコンディショナーです。

フェザーストーンレザーはオイルドレザーと違い、油分の補給はそれほど必要ではありません。逆に艶を失うこともありますのでご注意を。

なので、乳化製の靴クリームを使用する場合はクリームに含まれる栄養分で充分だと思いますが、今回は油性クリームで仕上げるつもりなので。

じつは前回のフルメンテのときに実験的に入れてみたらかなり仕上がりが良かったんですよね。

塗った直後は表面のオイル分がテカテカしますが、少し時間をおいて浸透した頃合で豚毛、もしくは化繊のコシの強いブラシでブラッシングしていきます。すると・・・

完全にマット。艶感ゼロです。いや~、前回もここではビビリましたね。焦らず、次の工程へ行きましょう。

艶といえばサフィール・クレム1925。サフィール・クレム1925といえば艶。油性クリームのギラついた艶は好みが分かれますが個人的には大好きです。ドレス系の靴には大体これです。

今回はトゥと踵周辺には黒を、全体にはニュートラル(無色)を入れていきます。

適量を指でとって直接塗り広げます。体温で溶け出すような感覚があって結構伸びがいいクリームです。少し時間をおいて、化繊ブラシで全体をマッサージするようにブラッシング。余分なクリームもこのブラッシングで取り除かれます。

少しずつ、艶が出てきますがそれでも曇った感じは完全にはとれません。

焦らずじっくり。今度は仕上げ用の馬毛ブラシで磨いていきます。

少し水分をつけて磨くと艶が増します。鏡面磨きのときの水研ぎみたいな。本来はワックスをつけて水滴を垂らしますが、私は吐息で少し湿らせて磨いています。

まぁ、靴に顔を近づけて「ハ~」とかやってる姿は誰かに見せられるものではないですが笑

ワックスをつけていない靴にどこまで効果があるかも謎ですし、おまじないに近い感覚かも。

無事、艶々のモチモチになりました。

靴紐を通すとこの通り。バッチリ締まります。

内側から輝いているような艶感。レザーにオイル分が補給された効果を感じます。

どんな革にも当然油分が含まれています。良い状態を保つには油分と水分のバランスが大事。スムースレザーであっても、時々は油分を補給してあげるのはアリかと思います。

 

おわりに

ベックマンに掟破りのオイルを投入した今回のメンテナンス。艶だけでなく、内面もモチモチした極上の状態になりました。レクソルのレザーコンディショナーはさらっとした仕上がりなので、クリームも綺麗にのせられましたが、ミンクオイルなんかはちょっと試す気がしませんね。

これでしばらくはブラッシングのみで大丈夫でしょう。

最後はお楽しみの試着タイム。それでは、また!

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