プレメンテはナチュラル志向で
長く倉庫に眠っていたと思われるマイ877。箱から出した瞬間から、古いオイルドレザー特有のクレヨンのような香りが漂っています。
触った感じもヌルっとした嫌な感触があって、履き出す前としては一回完全にリセットしてあげたいところ。とはいえ新品を丸洗いする勇気はなく･･･
「Boot Black トゥーフェイスローション」
少し強めのクリーナーでさっぱりさせてあげようかと。
適当なウエスを使って拭きあげていきます。
アッパーは指に引っ掛かりを感じるぐらいザラッとしていますね。これが染め上げるのみで塗料が乗っていない素の銀面らしさ。8111のアンバーハーネスと感触は似ているかもしれません。
今回の877はワークブーツ中のワークブーツ、ということで、もちろんホカホカタオル拭きも実施。
しっかり温めて、古い油分を浮かせて取りきるイメージ。（といっても強く擦るのは厳禁ですが）
これでかなりスッキリしました。
仕上げはナチュラルにオイルのみにしようと思います。
「Lexol レザーコンディショナー」
オイルのベタツキが苦手な私の定番、ふっくらサッパリ仕上がります。その分油分補給力は弱いのかもしれませんが、そもそも乾いているようにも見えないのでこれで十分です。
指で直接塗り込んだ後、マッサージする様に豚毛ブラシで強めに擦っていきます。で、全体のブラッシングを終えたら数時間、内部に浸透する時間まち。
ところでこのオロイジナルレザー、かなり油分含有力が高そう。製造が2013年なので10年近く放置されていたと思われますが、めちゃめちゃシットリした質感を保っています。次のメンテがいつになるか、どのぐらいで乾燥を感じるのか、それも楽しみですね。
さて、４時間ほど経ったでしょうか。仕上げの乾拭き･･･
なんですが、表面に糸くずが残るぐらい、全然滑りませんね笑
何とか乾拭きを終え、馬毛ブラシで全体を整えて、シューレース通すと・・・
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完成っ！！！
オロイジナル877のオイル仕上げ。
ナチュラルな艶感、この薄茶色のアッパーに純正のトラ紐の相性は抜群、トラ紐って、もはやコイツのためにデザインされたのではないかと思えるぐらいです。
いやぁ～、プレメンテに足掛け2日、時間がかかりました。腰もやられましたし。ただ、これでようやく履けるようになったと思うと感慨深いですし、この時間で愛着が湧いてくるんですよね。
すでに最高の相棒になるだろうという、確信めいた予感がプンプンします笑
877のサイズ感と着用した感想
私の足の実寸をZOZOマットで計測したのが「足長:257mm 足囲:253mm 足幅106mm」
ラストは＃23なので、6インチモックトゥと同じ。ワイズがEの9875はUS7.5でジャストですが、ワイズDの場合はUS7.5だとちょっと痛みがあるんですよね。
というわけで購入したサイズは、US8D。
まぁ今回はお店で試着もしているわけで、通販の時ほど緊張感はありませんが…いざ！
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いや、これメチャクチャカッコ良くない？
いい感じのサイズ感。縦と甲の高さにはちょっと余裕がありますが、しっかり紐を締めれば問題なし。薄い靴下の日はインソールを入れてもいいかも。
以前からアイリッシュセッター系は自分が履くとどうもピンとこなかったんですが、この877は全く別物。裾幅広めのストレートデニムともバランスが取れて…ﾑﾎﾎﾎﾎ笑
興奮が止まりません、最高ですね。
10年寝かされただけあって、すでに革の色味に濃淡が出ています。新品特有の気恥ずかしさも皆無。これは即戦力になりそう。
くるぶしにできるシワもエイジングで定着するんだろーなー。そうなればもっとカッコ良いんだろーなー。
もちろんトラクショントレッドソールのクッション性と歩きやすさも健在です。
6インチ丈と違って、足首までしっかりホールドされるのでもっと違和感があるかと思いましたが、なんか逆に楽に歩けるかも。これは長物にハマらないように制御しないと笑
ただ一つ気になるのはベロの収納。
靴紐を縛るとどうしてもグチャっとなります。ホワイツのように片側に寄せるも上手くいかず、やはり折り畳むのが正解なのか…
ま、Redwingの店員さんはこれで良いと言ってましたし、細かいことは気にせず履きますか！
まとめ
私史上、初めての8インチ丈ブーツとして選んだのはRedwing877でした。
大昔からの大定番ですが、細身のジーンズにも、太目の501のようなジーンズにもハマる柔軟性を感じます。
これまで全く形を変えずに、現代でも最前線で活躍できる要因はこの「完成度の高さ」なんでしょうね。もう明日からガシガシ履きまくる気満々です。
ただ、通勤前の忙しい平日の朝、この10アイレットのブーツ紐を通せるのか、そこだけが心配ですね…笑
それではまた。
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