初コードバンに最高のシワ入れを!! Alden 53202PTB プレメンテナンス編

どのクリームを使うべきか?皺入れはどうするか?など、問題を先送りした結果、購入してから何も手入れしないまま3ヶ月経った「Alden 53202 Plain Toe Bluccher」。

いよいよこの日がやってきました。Ramshiruba、本日皺入れの儀式を実施する決意であります!

購入時のインプレッションはこちら↓

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プレメンテ前の状態とクリーニング

ツルッとした卵状のトゥ。美しいコードバンの艶があって手を入れるのを尻込みしてしまいそうです。

しばらく放置していましたが乾いているようには見えません。そもそもコードバンが乾いた状態ってどんな感じなんでしょうか?全くもって経験不足ですね笑

さて、すでに用意していたクリーニングクリーム「モウブレイ・クリームエッセンシャル」

水に弱いコードバンの特性を考慮して乳化製のクリーナーを準備しました。艶出しも出来る優れもの。

ウエスの適量とって、円を描くようにスリスリ・・・しましたが、ほとんど汚れていなかったようで。

 

皺入れの準備(クリームの塗布)

キレイに皺を入れるためにはいくつか条件があるようです。初心者の私にとってはインターネットの情報がすべてなんですが。

1、水分・油分は過剰なほどたっぷりと入れておく

2、靴下を2重にするなど、タイトフィッティングでおこなう

3、少しの時間履いておいて靴自体を暖めておく

まだまだコツはありそうですが、とりあえず私が実際に気をつけたのは上記の3点。コードバン特有のうねったような皺のために、出来る限りうまくやりたい訳ですが、考えてみればそもそも初コードバンで理想の皺もはっきりイメージできません笑

まずはデリケートクリームで水分の補給。水分に弱いコードバンですが、こいつは問題なし・・・のはず。内側にもたっぷりと塗布しました。

結局選んだクリームは「コロニル・シュプリームデラックス」

定番のクリームですがその分安心感がありますね。ただ今回のような皺入れのための油分補給という意味ではどうなんでしょうか?触った感じは乳化製クリームでも独特で、プリンみたいな絶妙な固さです。とりあえずたっぷり塗布しときます。

あまり浸透してる気がしませんが・・・クリームでゴテゴテした状態ですが、一応準備完了という事で。

 

緊張の皺入れ

厚めの靴下を履いて、ツルッとしたペンを用意。いよいよ緊張の瞬間です。

皺入れは片足ずつ行います。

靴紐をタイトに結んで1本目の皺を入れたい箇所にペンを当てます。このとき自分がベストだと思う位置に皺がついた靴があれば、隣に並べて参考に出来ますが、もちろん初コードバンの私にはそんなものはありません。

まずは左足。

かなり強く下向きに力を加えながら、ゆっくり踵を上げていきます。

そのまま2本目の皺が出始めたらペンをそちらへ移動。

2本目の皺は自然に出来るシワをガイドするイメージ。その方が仕上がりが人工的にならないとか。

1本目と2本目のシワをペンで微調整するらしいんですが、まぁこんなもんかなって所で。ある程度形がついたらペンを外します。グイッと踵を上げてフィニッシュ。

・・・あ、ちょっとやり過ぎたかも。

右足も同じような位置に、同じやり方でシワを入れました。なんとなくこっちのほうが自然な感じで好み。

 

仕上げのプレメンテ

無事?シワ入れの儀式も終え、あとはキレイにプレメンテするのみです。

まずはかっさ棒でスリスリ。毛羽立ちはほとんど無いですが、やってみたかったのもあって。こんな感じで良いのでしょうか?力加減が難しいです。

たっぷり塗ったコロニル・シュプリームデラックスを馴染ませるためブラッシング。普段は豚毛か化繊ブラシなんですが、傷が怖いのでミニホースブラシで。右足はやっぱりいい感じ。

問題の左足。ちょっとやり過ぎですかね。完全に2本の線ができてしまってます。

このままでもいいんですが、無色のクリームだと皺が白くなる気がしますので色つきクリームを。バーガンディは持ってないので「クレム1925・コニャック」です。アッパーと比べかなり明るい色味ですが、とりあえず今回はこれで。

この靴用に購入した山羊ブラシで艶出しを行って完了です。

こうやって並べてもやっぱり左足は失敗したのかも・・・わざとらしいぐらいはっきりした2本の線が平行に入ってしまいました。まぁこれもこの靴の個性として愛せる自信は有ります笑

若干左足の皺が深いですが、履いた状態はなかなか良いんじゃないでしょうか。ウネウネしたコードバンらしいシワになったと思っています。このまま履き込んでいくと右足も同じように深い皺が出来るかもしれませんしね。

 

さいごに

人生初コードバンに、人生初のシワ入れ。完璧とはいきませんでしたが、それなりに満足できる仕上がりになりました。革自体の微妙な厚みの違いなどでどうしても左右差が出る事もあるそうなので、今回は成功の部類だと信じています笑

あとは外で履くためにつま先にビンテージスチールを取り付ける予定ですが、それはまた次の機会に。

最後は着画です。やっぱりメンテ直後は気持ち良いですね!それではまた。

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